オーストリア遠征に臨んでいる日本代表の吉田麻也は12日、オンライン取材に応じ、今回の遠征についての思いに加え、先日今シーズン限りでの現役引退を発表した代表の先輩でもある中村憲剛について自身の思いを明かした。
■憲剛さんの辞め方が理想的
10月のオランダ遠征でアフリカの強豪であるカメルーンとコートジボワールを相手に1勝1分。確かな手応えを手にした日本代表は、約1ヶ月ぶりとなる今回の遠征でもさらなる結果が期待される。
ただ、今回の2試合を前に、吉田は「まず2つ良い試合をして勝ちたい」と語りつつ、「危惧しているのは、前回良い試合をして少しホッとするところがあるかもしれない。慢心、油断をしないように、気を引き締めてもう一回良いパフォーマンスを出すようにしてやらないといけない」と強調。前回の遠征で良い結果が出たからこそ、今回はさらに気を抜かずに戦う必要があると説いている。
また、新型コロナウイルスの影響でチームの仕上がりが遅れていることについては「回数が減ってしまったのは事実ですが、意外にこういう難しい状況下でこそ成長できることもあると僕はポジティブに捉えている」と主張。「こういう時だからこそ能力が試されているし、追い込まれているからこそ成長できると思う」と語り、さらなるレベルアップを見据えている。
今回の代表では、オランダ遠征に続き、年齢的には幅広い選手層の構成となっている。代表を長きにわたって牽引する男は、後輩への“継承”について自身の見解を示した。
「一番のプライオリティは、このユニフォームを着てプレーすることの誇りと責任を日々噛み締めて、理解してプレー行動しなければいけないというのが一番大きい。現状で何か僕が厳しいことを言ってはいないが、言わなければいけない状況になる前にそういう雰囲気を作ることが大事だと思います」
継承という点では、吉田は先日今シーズン限りでの現役引退を発表した中村から様々な教えを受けてきた。そんな中村の引退に対して「いろいろな辞め方、去り際がありますが、憲剛さんの辞め方が理想的というか、かっこいいなと思います」と語った吉田は、最後に中村へ愛あるメッセージを送っている。
「代表の中でも確固たる技術を持っていた選手。もちろん海外でプレーしたことがないにしろ、ヤットさん(遠藤保仁)と同じように、日本で長くプレーしていたとしても、代表で突出したものを出せることを証明した選手だと思います。おそらく今後も川崎フロンターレに携わったり、Jリーグに携わってくれるんだと思います。生粋のサッカー小僧なので。今後もサッカー界にいる限り、僕だったり他の選手に影響を及ぼす存在になると思いますし、僕もまだまだたくさん中村憲剛に学ぶことがあると思う。引き続きよろしくって感じです」
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