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日本代表初弾に反響殺到! 山根視来が“恩師”の言葉明かす。「化け物」と評す酒井宏樹とのポジション争いにも意欲

日本代表デビュー戦で初得点を記録した川崎フロンターレDF山根視来が、周囲から祝福の連絡が殺到したことを喜んでいる。27日、代表練習前のオンラインメディア対応で語った。

高いインテンシティを備える山根は、サイドバックながら時にはボックス内まで抜け出して得点を狙う超攻撃的なスタイルで、昨年には川崎フロンターレの明治安田J1リーグ制覇にも大きく貢献。継続的な活躍を受け、3月のインターナショナルウィークに臨む日本代表に初招集された。

すると、25日に日産スタジアムで行われた国際親善試合の韓国代表戦で、4-2-3-1の右SBとして先発に抜擢。16分にはブレーメンFW大迫勇也の見事なヒールでの落としを受け、ボックス右に抜け出して豪快に右足を振り抜いて先制点を奪取し、3-0での完勝の立役者の1人となった。

■元湘南指揮官からの言葉

27日のメディア対応にて、山根は「すごく久しぶりの方からも連絡を頂きましたし、指導者の方からも頂いた」と、代表デビュー戦の反響が殺到したことを明かす。その中には、2016年のプロキャリアスタート時から所属した湘南ベルマーレで、2019年夏まで指導を受けた“恩師”曹貴裁監督(現・京都サンガF.C.指揮官)も含まれているという。

曹監督からは「堂々とプレーしていた」という言葉をかけられたとのことで、「褒めていただいたので、やっぱり嬉しかった」と口にした。また、代表戦のレベルを経験したことで、湘南時代から培ってきたものの手応えを一層深めたようだ。

「プロになってからずっと『海外のサッカーの強度はこうだ』という風に教えられてきました。そのイメージを持ちながらゲームができたので、湘南でやってた時のことは間違ってなかったと改めて思いました。そこはすごく嬉しかったです」

■ポジション争いのライバルは「ネイマールも止める化け物」

一方で、サウサンプトンMF南野拓実やサンプドリアDF吉田麻也らとともに代表練習に励む中では「まだまだ練習を一緒にやる中で、世界のトップを相手に毎日練習や試合をしている選手には全然及ばないと感じます。国内でももっと基準を上げてやっていかないといけない」と感じたと語る。

森保ジャパンの右SBでは、今回呼ばれていないマルセイユDF酒井宏樹がファーストチョイスに君臨してきた。山根は、同選手を「去年の10月、11月にやっていた活動の試合を見ましたが、3バックをやってもSBをやっても強度、対人の強さは圧倒的。正直あの代表の中に入っても化け物」と評す。

続けて「普段のリーグでもネイマールとかを相手にして止めているような選手」と普段プレーしているレベルの高さを指摘したが、一方で「ただ、自分の良さはSBらしくない、攻撃の時に中でもプレーできることや、得点を狙っていくところ。そこの違いというところで結果を常に狙っていけたらいいと思います」とポジション争いに意欲を見せた。

アジアのトップを争う韓国に快勝し、新招集選手も躍動した日本。30日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル代表戦でも、山根は“SBらしくない”結果を残し、チームを勝利に導くことができるのだろうか。

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