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並々ならぬ闘志を燃やしつつも…主将DF吉田麻也、韓国代表は「フィジカル的に日本より優れているのは間違いない」

日本代表の主将を務めるDF吉田麻也(サンプドリア)が、韓国代表との国際親善試合に向けて闘志を燃やしている。

日本代表は25日、日産スタジアムで韓国と対戦。国際親善試合としては、2011年8月11日に札幌ドームで行われた直接対決以来、約10年ぶりの“日韓戦”となる。なお、その試合では香川真司の2得点などにより3-0で日本が完勝していた。

公式戦においては、2019年末のEAFF E-1サッカー選手権2019(E-1選手権)にて0-1で敗北したのが直近となるが、その際は欧州組は招集されず。海外で活躍を続ける吉田にとっては、A代表においては札幌での一戦以来の顔合わせとなる。

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試合前日の24日、日本代表練習前のオンライン取材に対応した吉田は、「日本代表で戦う以上、最も大切な試合」と韓国戦の重要性を強調。続けて、ライバル心をむき出しにした。

「やはり歴史的にライバル国。あくまでスポーツ的にライバルのチームです。個人的なことを言うと、韓国にロンドン五輪で負けた時(2012年大会3位決定戦で韓国が2-0で勝利)は本当に悔しくて二度と韓国に負けたくないと思いました。札幌で試合がありましたが、正直あの時は僕も若くて、香川選手に勝たせてもらったような試合でした」

また、吉田は「今の時代にそぐわないかもしれませんが、脚が折れても、身体が壊れても、ぶつかっていかないといけないと(上の世代から)聞いた。(下の世代に)そういう表現で伝えることが合っているかは分かりませんが、キャリアの中で一番重要な試合になるとは伝えたいです」と、代々受け継いできた並々ならぬ闘志を燃やしていることを強調。一方で、韓国の長所を冷静に分析している。

「フィジカル的に日本より優れているのは間違いないので、そのひとつひとつに勝っていくことが大切なのかなと思います。(欧州遠征で)メキシコと前回やって、やる前に分析で(直前に行われた韓国とメキシコの)試合を見ましたけど、非常に技術的にも優れている選手が多いですし、後ろはフィジカル的に優れている選手が多いというのが僕の最近の印象です。そこが一つのキーになります」

“日韓戦”の重要性を説いた一方で、「ずっと韓国と対戦するのを楽しみにしてきたので、個人的には物凄く大切な一戦」とも口にした吉田。25日の19時20分にキックオフを迎える一戦では、主将としてどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

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