日本代表を率いる森保一監督が、勝利を喜びつつも韓国代表のスターが不在だった点に言及している。試合後の会見で語った。
日本は25日、国際親善試合で韓国を日産スタジアムに迎え、3-0で勝利している。前半に圧倒する形のまま山根視来の代表初ゴール、鎌田大地の右足による得点で2点を先取。後半は攻撃を受ける展開も増えたが、終盤に左CKから遠藤航が頭で合わせて試合を決定付け、そのまま無失点で試合を終えた。
親善試合としては、2011年8月11日に札幌ドームで日本が3-0で勝利した以来の完封勝利。森保監督はその10年前の試合とは互いにメンバーが入れ替わっていることを指摘しつつも、「ハードワークして一丸となって勝てたことが嬉しい」と喜びを隠さなかった。
とりわけ、前半には中盤での競り合いなどを含めて球際の攻防で日本が上回るシーンが目立ったが、それについても「ボール保持者に対して多くの選手が勇気を持ってミスを恐れずにボールに関わる、チャンスを作ってゴールに向かおうという姿勢が素晴らしかった」と手放しで称賛している。
一方で、韓国は負傷などの影響により、欧州で活躍するトッテナムFWソン・フンミンやRBライプツィヒMFファン・ヒチャンらが招集できず。そのことについては「韓国には世界的にもトップオブトップの選手がいますが、今日はその選手たちがいなかった。もし次に対戦することがあればまた違ったチームと考えていかないといけない」と口にした。
アジアのライバルに完勝した日本は、続く30日にはカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でモンゴル代表と対戦する。森保監督はその一戦に向け、「今日勝てて、選手、スタッフを称えたいと思いますが、明日からは3月30日のW杯2次予選モンゴル戦に切り替えていかなければいけない」と気を引き締めている。
