日本代表を率いる森保一監督が、リヴァプールMF遠藤航の状態について語った。
日本サッカー協会(JFA)は3日、10月の2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選2試合に向けた招集メンバーを発表。チームキャプテンを務めてきた遠藤航も引き続き名を連ねたが、所属するリヴァプールで今季出場機会の確保に苦しんでいることから、その状態には懸念も生まれている。
しかし、招集メンバー発表会見でそのことについて問われた森保監督は「一言で言うと心配はしていません」と単刀直入に答え、自身の考えを明かした。
「試合出場数からすれば公式戦に出ていないというところは考えなければいけないと思いますが、日常から世界選抜のようなチームメイトとしのぎを削りながら、高いインテンシティの中でトレーニングしているということだけでも、試合に向けてのコンディションは整えて来られていると思っています」
加えて、招集の判断については「遠藤とクラブとやり取りをしながら彼のコンディションを把握して招集させていただいています。明らかにコンディションが悪いときは、(登録枠の23名ではなく)27人を招集させていただいていますし、そこで替えていくということはもちろん遠藤一人だけではなくてすべての選手に言える」と、周到なものであることを強調した。
また、日本代表には9月の最終予選から長谷部誠氏がコーチとして帯同。2002年から2024年にかけての長い現役生活の中で様々な経験をしてきたレジェンドも、遠藤に不安要素はないと判断したようだ。森保監督が明かしている。
「長谷部コーチも現役時代、試合になかなか出られない中でも代表として戦ってきた経験がある中、彼も十分にできると太鼓判を押しています。そういう日本代表としての経験も私自身も見させてもらっている中、まったく心配はしていません」

