日本代表デビュー戦で2得点をマークしたFW町野修斗が、さらなる向上に意気込んでいる。試合後のメディア対応で語った。
国内組のみをEAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会に招集している日本代表。19日の第1節香港戦では5名の選手が先発でA代表デビューを飾り、6-0での快勝を飾っている。
22歳のストライカー、町野もスタメンに名を連ねた一人であり、試合の中では所属する湘南ベルマーレでのプレー同様にポストワークや裏への抜け出し、高さを生かした競り合いで能力を光らせていた。
そして何より、20分にヘディングでネットを揺らすと、折り返して迎えた57分にはクロスのこぼれ球を押し込んで2得点をマーク。持ち味を発揮しつつデビュー戦で2得点、フル出場とこれ以上ない結果を残した。
試合後のメディア対応にて、町野は「素直に得点が取れたことは嬉しいです」と率直な感想をこぼしつつ、自身の1点目をアシストする高精度クロスを供給した山根視来を称えている。
「技術が高いと分かっていたので。クロスもやっぱりすごく良いボールが上がってきましたし、次も山根選手のクロスから点を取りたいと思います」
また、自身の長所について「収めるところや背後へのランニング、フィニッシュワークの多さ、多彩さが武器」と分析し、「7、8割くらいは出せた」と朗らかに語りつつも、向上心を燃やした。
「まだまだ全然高いレベルではないと思うので。良い仲間、良い相手とできるときにたくさん学んでレベルアップしないと、日本を代表するストライカーにはなれないと思います。一日一日成長したいと思います」
フジテレビ系列で生中継された一戦にて、解説を務めた元日本代表監督の岡田武史氏は町野について「もっとガツガツしてほしい」という趣旨の言葉を発していたが、そのことが伝えられると「ガツガツしているつもりなんですけど(笑)」と苦笑しながらも、「そう見られているということはもっとしないといけないということだと思うので、しっかりガツガツします! 」と勢いよく宣言した。
24日には第2節中国代表戦、27日には第3節韓国代表戦が控えるが、次に出番が与えられた際にはよりハングリー精神をむき出しにしたスコアラーの姿が見られそうだ。