日本代表MF遠藤航が12日のオンラインメディア取材に対応し、“デュエル”に対するこだわりを口にしている。
11月の代表活動でオーストリアに遠征し、日本時間13日にパナマ代表、18日にメキシコ代表との国際親善試合を戦う森保ジャパン。新型コロナウイルスの影響で、10月のオランダ遠征に続き欧州組のみが招集された。
なお、この遠征を最後に2021年3月にはカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の再開が予定。無事に突破すれば同年9月には最終予選が開始され、2022年のW杯本大会に出場できるか否か運命が分かれる。
そういった状況の中、オーストリア遠征中のメディア取材に対応した遠藤は「チームも大事だが個人がいかにW杯に向けて成長できるかが肝」だと強調。日本の良さが「チームとして戦えるところ」にあるからこそ、「個人で競り勝てるような選手を揃えることがW杯で結果を残すことの近道になる」と考えていると明かした。
そして、自身の言葉通り個の能力を最も磨いている選手のうちの1人が遠藤だ。2019年夏からシュトゥットガルトでプレーする遠藤は昨シーズン、ブンデスリーガ2部だったチームの昇格に貢献。1部で戦う今シーズンも最重要選手の1人として高いパフォーマンスを維持している。
湘南ベルマーレで在籍していた頃には3バックを構成するなど以前から守備力に定評のある遠藤だが、ボランチとしてプレーする現在も長所がさらに向上。ブンデス公式のデータでは、7試合終了時点でデュエル勝利数は単独最多の116回を記録している。
大柄な外国人選手を相手取りながらの記録に「フィジカルは間違いなく上がっている」と自信を深める遠藤。一方で、デュエル勝利数の記録については継続性を重視していると口にした。
「開幕当初は気にしていませんでしたし、まさかそんな数字が出ていると思いませんでした。データを見るようになってからはそこで1位を取ることが目標。今は単独1位ですが、コンスタントにやれるように、シーズンが終わった時にそこにいられるようにしたいです」
ドイツの地で個を磨き続ける遠藤は、「W杯で勝っていくためにアフリカだったり中南米だったりに勝たないといけない」と代表での戦いに闘志を燃やしている。注目のパナマ戦は、日本時間13日23:15にキックオフを迎える。
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