Hansi Flick Germany 2023Getty

「日本はドイツが1年欲しがったすべてを体現」「フリックは最後の勝負に負けた」独有力メディア記者が指摘

ドイツ有力メディア『キッカー』が、日本代表に敗れたドイツ代表について綴っている。

昨年のワールドカップでは初戦で日本に敗れるなど、2大会連続のグループステージ敗退に終わったドイツ。ハンジ・フリック監督の続投は決まったものの、EURO2024開催国としての戦いを控える中、6月の親善試合でも1分け2敗と勝利がなく、国内では厳しい声が上がっていた。

そんな中で迎えた9日の日本とのリベンジマッチ、11分に伊東純也の先制点を許したが、19分にはリロイ・ザネが同点弾を奪う。しかし前半のうちに勝ち越されると、終了間際にはさらに2失点。ホームで1-4と厳しい敗戦を喫している。

ドイツはこれで、1985年以来となる3連敗に。フリック監督の進退問題も騒がれる中、『キッカー』のチーフライターであるオリバー・ハートマン記者は「フリックは最後の勝負に負けた」と題し、以下のように綴っている。

「方向転換や気分転換のためではない。日本との“新たなワールドカップ”の一戦は1-4。このレベルでは当然の結果であり、EURO開催国の危機と指揮官に対する議論を劇的に悪化させた。惨敗だった6月の試合同様、フリックの戦術や人心掌握は全く機能しなかった」

「懸命な努力は見せたが、守備面での脆弱さ・想像力の欠如が再び露呈し、最終的には崩壊した。一方で日本は、ドイツがここ1年で持てなかったものをまさに体現している。自信と喜びを解放し、全員が自分たちの役割を理解している素晴らしいチームだった」

そして、「この大恥をかいた後、フリックがEUROまでのわずか9カ月で復活できるかどうかは、これまで以上に疑問視されている。スタンドにいたDFBの意思決定者たちは、以前にはフリックを支持していた。しかし、こうしたパフォーマンスや見えない成長により、代表監督は最後の勝負に敗れたことになる」と指摘。フリック監督を取り巻く雰囲気がポジティブではないことを強調している。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0