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中盤にこだわる日本代表MF鎌田大地。理想のロールモデルは「デ・ブライネやダビド・シルバ」

日本代表MF鎌田大地が12日のオンラインメディア取材に応じた。

2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトに完全移籍、2018-19シーズンはレンタルでシント=トロイデンVVに加入してリーグ戦24試合12ゴールを記録した鎌田。所属元に帰還した翌2019-20シーズンも公式戦48試合とフル稼働して10ゴール9アシストの結果を残した。

確かな成長を見せる中で、日本代表としても2019年3月にデビュー。これまで5キャップを刻む中で、そのうちの3試合は1トップとして出場している。

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しかし、5日から開始した日本代表のオランダ遠征中にて、7日のオンライン取材では自身が「ストライカーの要素はあまり持っていない」と語っており、9日のカメルーン代表戦でも2シャドーの一角として途中出場。12日のオンライン会見では改めて中盤のポジションにこだわる理由を説明した。

「6番とか8番でやっていきたいのは鳥栖の時から言っていて、僕がヨーロッパで上のクラブでやるためにはそのポジションしかないとずっと思っていた。フランクフルトで(ポジションは)10番だけど、役割は6番や8番なのでやりたいことに近づいているし、そうしないと上には行けない。それしか自分には方法がないので」

世界のトップを見つめた時に、自身の能力に合ったポジションを熟考した結果、1トップを敬遠したという鎌田。では、上を見据えた時にロールモデルとなるのはどういった選手たちなのだろうか。

「中盤の割に得点に絡めたりアシストができることを意識しているので、トップオブトップで言うと(ケヴィン)デ・ブライネだったり、ダビド・シルバもそう。上のチームは攻撃的な選手が多いので守備をできないと駄目なイメージはあるが、上手い選手はある程度守備もできるので、僕もそういう選手になれたらいい」

また、そこを目標に掲げるうえでまず取り組んでいることに「守備」を挙げた鎌田。「デュエルの数も、勝つ回数も多くなっている。守備を頑張っているからこそ、(ブンデスリーガ第2節)ヘルタ戦でも2アシストだけど、守備で頑張ってラッキーなアシストが付いたりとかがある」とも口にしており、手応えをつかんでいるようだ。

13日に控えるコートジボワール代表戦。鎌田の起用ポジションだけでなく、自身が向上を口にする“攻撃に繋がる守備”を披露できるのかどうかにも注目が集まる。

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