■環境の変化が必要だと感じた
新型コロナウイルスの影響により、日本代表は3月と6月のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選が延期となったが、10月5日からオランダで約1年ぶりの合宿を行っている。今年初となる代表活動には、欧州組のみが招集された。
昨年10月のW杯2次予選・タジキスタン戦以来となる堂安だが、自身はこの9月にオランダ1部のPSVからドイツ・ブンデスリーガのビーレフェルトに期限付き移籍したばかり。新天地ではリーグ戦3試合、カップ戦1試合に出場している。
名門PSVからの移籍。その理由については、「試合に出られるから選んだわけではない」と明言する。「チームの“格”はPSVのほうが上だとは知っていますし、ファンのかたもそう思っていると思います。自分はPSVで違和感を持ちながらプレーしていました。遠回りに見えても僕にとっては一番の決断、強く、うまくなるための決断でした」と続けた。
「PSVにいて11人のスタメンになったとしても、それで終わってしまうんじゃないかと。自分が特別な選手になる、2倍も3倍も化けるためには、大きな環境の変化が必要だと感じました。国を変えるのも選択肢。今はドイツで充実して暮らしています」
ガンバ大阪からオランダのフローニンゲンへ初の海外移籍。そこで結果を残しPSVにプレーの場を移した。そして今回のビーレフェルト。3回目の移籍となるが、国を変えるのは初となる。
「フローニンゲンで評価されたのは得点力でした。でも、PSVでは序列が下がりました。海外での評価はシンプル。国を変えたのは1回目です。スタイルの変化は(リーグ戦)この3試合で感じます。新鮮な気持ちでドイツに移籍しました」と充実感を口にする。
クラブではポジションを下げて、インサイドハーフでプレーしている。「守備のやり方であったり、オランダとまったく違う」と語る。
「今のドイツのサッカースタイルでウイングにいるとなかなかボールを触れない。だから、インサイドハーフに満足しています。そこで代表に何を還元できるか。インサイドハーフだと長い距離をドリブルすることが多いのですが、ゴールが遠い。低い位置からでもゴールに迫っていける、(クラブで)しているいつものプレーを出せればチームに貢献できると思います」
代表では2列目でポジションを争うことになる。「僕は競争自体はウエルカムだと思っています。全選手が思っていると思う。誰にも負けていないと思っている選手がこの組織にいる。自信がみなぎっている組織だと思う。そこは変わっていない」と力を込めた。
