japan australia(C)Kenichi Arai

激戦を制した日本代表、ブラジルメディアの選ぶMOMは?森保監督の采配に評価も

オーストラリア代表を撃破した日本代表について、ブラジル『globo』が各選手の採点を実施している。

ワールドカップ・アジア最終予選で、開幕から3試合で2敗を喫するなど追い込まれていた日本。そんな中で12日、同一大会のW杯予選で世界記録となる11連勝中のオーストラリアをホームに迎えた。開始8分に田中碧が先発起用に応える先制点を奪ったが、69分には追いつかれる展開に。それでも85分、浅野拓磨のシュートから最終的には相手のオウンゴールで勝ち越しに成功し、苦しみながらも2-1で勝利を挙げた。これで日本は2勝2敗となり、勝ち点は6に。オーストラリアとの差を「3」にまで縮めている。

『globo』のチアゴ・ボンテンポ記者は、この一戦について「浅野が“森保ジャパン”を救い、劇的な勝利」と題してレポート。そして、各選手のパフォーマンスを採点している。

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最高点となる「7」と採点されたのは、先制点の田中、それをアシストした南野拓実、決勝点に絡んだ浅野、そして中盤で抜群の存在感を見せた遠藤航に。田中については「メンバーの中で最も先発起用の声が上がっていた選手であり、その期待に応えた。序盤に得点し、素晴らしい試合を演じた」と称えている。また浅野には「最も批判されていた選手だったが、決勝点につながる決定的な役割を果たす誰が想像しただろうか? 彼を信頼していた監督を救った(定かではない)」と言及した。

また南野については、「チーム内で最も批判を浴びた選手の1人ではあるが、素晴らしいパフォーマンスで挽回している。日本の3トップで最も危険な存在であり、田中のゴールをアシスト。守備でもボール回収で目立っていた」と称賛。さらに、遠藤をマン・オブ・ザ・マッチに選出。「チームのエンジンとして申し分ないパフォーマンス。カバーリング、ゲームの読み、ボールがないところでも素晴らしく、アタッキングプレーにも参加。大迫がこの試合で最大のチャンスを迎えたのは、彼のボール奪取からだ」と絶賛している。

なお、森保一監督については「6.5」と評価。「彼は自分のミスから学んでいるのだろうか? まだまだ改善すべき点は多いが、今日は効果的な変更を行った。遠藤、田中、守田を起用する4-3-3はうまく機能し、オーストラリアよりも良いプレーだった。古橋のセンター起用もヒットだ。もちろん、ゴールには運や相手の欠点もあったが、チームがこの結果に値しないとは言えないだろう」と采配を称えた。

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