川崎フロンターレMF脇坂泰斗は、天皇杯優勝に歓喜の涙を流した。
9日に行われた天皇杯 JFA 第103回 全日本サッカー選手権大会決勝で、柏レイソルと対戦した川崎F。両者一歩も引かぬ激しい攻防が続いた中、両守護神の活躍も光り、試合は120分間でも決着がつかずにPK戦へ突入する。PK戦も10人目まで至る熱戦となったが、GKチョン・ソンリョンのセーブで8-7で上回り、優勝を達成した。
3年ぶり2度目の天皇杯制覇を達成した川崎F。試合後、フラッシュインタビューに応じた脇坂はあふれる思いをこらえきれず、涙ながらに歓喜のコメントを残している。
「チームメイトをはじめとして監督やコーチ、スタッフ、サポーター、今シーズン1年間を通して良い時ばかりじゃなかったですけど、常に前向きにみんなで頑張ってきてよかったなと、支えてくれてありがとうございますと、感謝の気持ちでいっぱいでした」
「(今季のプレーを振り返って)今日はなかなか個人として良いプレーができたとは言えないですけど、チームが勝つのが一番なので、みんなのおかげです」
そしてインタビュアーから「フロンターレの14番といえば脇坂選手、そう思う子どもたちも増えてきていると思います」と伝えられると、言葉につまりながら「自分はまだまだなので、もっともっと成長したい思いが強いです」と決意を語っている。
