オーストラリア代表を率いるトニー・ポポヴィッチ監督が14日、2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4節の日本代表戦に向けた前日会見に出席した。
9月にスタートしたアジア最終予選で1分け1敗と苦しいスタートを強いられ、監督交代に踏み切ったオーストラリア。ポポヴィッチ新体制の初陣となった10月10日の第3節・中国代表戦では3-1の逆転勝利を飾り、初白星で今回の日本代表戦を迎えることとなった。
ポポヴィッチ監督と日本代表の森保一監督は、現役時代にサンフレッチェ広島でチームメイトとして共闘していた間柄。その関係性について、直前の日本代表側の前日会見でも質問が投げかけられ、森保監督はポポヴィッチ監督から「キャプテン」や「ポイチ」と呼ばれることを明かしたほか、自身が広島指揮官を退任後、当時ポポヴィッチ監督が指揮官、同じく広島で共にプレーしたフォクシー・フォックス氏がコーチを務めていたウエスタン・シドニーで研修を行い、「これからまた監督を続けるという刺激をたくさんもらった」というエピソードを明かしていた。
これらの話を例に、その後のオーストラリア側の前日会見でもポポヴィッチ監督に同様の質問がぶつけられると、豪州指揮官は「森保監督はとても素晴らしい監督ですし、選手としてもキャプテンとして素晴らしい選手でした。人間としてもリスペクトをしています」とサッカー人としての能力の高さ、人間性の高さを称賛。そして、ウエスタン・シドニーでの研修の話を振り返り、「これだけでも彼がどういう性格なのかがわかると思います。常に進化をしようとしている、学ぼうとしている、吸収しようとしている。そういう人です。そうした面がサッカーでもよく活かされていると思います」と言及した。
ポポヴィッチ監督は現役時代、クリスタル・パレスでプレー。また、アシスタントコーチとしても同クラブをサポートしていた過去がある。そして、現在その古巣には日本代表の鎌田大地が在籍。そのことについて問われると、同監督は「自分がいたチームに良い選手が入ることはとても喜ばしいことです」とコメント。また、今はフィットの段階であるとしつつ、「直にゴールできたら良いなと思いますが、明日、日本の一員である時には得点しないでほしいなと思います。サウジアラビア戦でも得点を決めていたと思いますが、明日は決めてほしくない。ただ、ぜひクラブのために得点してほしいです」とジョークを交えた回答で笑いを誘いながら、新天地での活躍を祈った。

