2026年ワールドカップ(W杯)に向けたアジア2次予選を第2節まで終えた日本代表。開幕シリーズを終えての現状や、押さえておきたいレギュレーションを整理する。
■3次予選でW杯出場決定の可能性
(C)Getty imagesアジア2次予選では、グループA~Iまでの9組に各4カ国ずつ、計36チームが参加。各組でホーム&アウェイの総当たり、計6試合を戦い、終了時点で上位2カ国がアジア3次予選に進出することができる。W杯2次予選はアジアカップ・サウジアラビア2027の予選も兼ねており、3次予選に進出した計18カ国は、同時にアジア杯の出場権も手にする。
なお、W杯本大会の出場チーム数が2026年から「48」に増加する関係で、アジアの出場枠は「8.5」に。5次予選までで8カ国に絞り込まれ、残り1チームは大陸間プレーオフから滑り込みを目指すこととなる。
こういった状況の中、3次予選では各6カ国ずつの3グループに分けられ、ホーム&アウェイの総当たりで計10試合を行う。そして、それぞれ上位2カ国はW杯出場が決まり、3位と4位は4次予選へ。4次予選では各3カ国ずつの2グループで争われ、中立地での一発勝負の総当たり戦の末、各1位の計3カ国がW杯本大会の出場権を手にする。そして、4次予選で各組2位だった2カ国が5次予選へと進み、ホーム&アウェイの直接対決を経て大陸間プレーオフに進む1カ国を決める。
つまり、アジア最上位の日本が目指すべきは3次予選での本大会出場権獲得だ。4次予選、5次予選は実質的に敗者復活戦のような形式となっている。
【2次予選】
- 参加チーム数:36チーム
- グループ数:9グループ/各4チーム
- 試合数:ホーム&アウェイ戦の各チーム計6試合
- 3次予選進出条件:各組1位・2位(計18チーム)
【3次予選】
- 参加チーム数:18チーム
- グループ数:3グループ/各6チーム
- 試合数:ホーム&アウェイ戦の各チーム計10試合
- W杯出場権獲得条件:各組上1位・2位(計6チーム)
- 4次予選進出条件:各組3位・4位(計6チーム)
【4次予選】
- 参加チーム数:6チーム
- グループ数:2グループ/各3チーム
- 試合数:中立地での1回戦制総当たりで各チーム計2試合
- W杯出場権獲得条件:各組1位(計2チーム)
- 5次予選進出条件:各組2位(計2チーム)
【5次予選】
- 参加チーム数:2チーム
- グループ数:1グループ
- 試合数:ホーム&アウェイ戦の計2試合
- 大陸間PO進出条件:2戦合計スコア上位
■力の差を示している日本
(C)Getty imagesそういった全体像の中で森保ジャパンが臨んでいるアジア2次予選。日本代表は負傷者に悩まされながらも現状のベストメンバーを招集し、グループB初戦でミャンマー代表に5-0、第2節でシリア代表にも5-0で勝利した。
まだ始まったばかりではあるが、第2節終了時点での順位はもちろん日本が1位。その他、グループ内では北朝鮮が2位につけているが、日本との対戦を2試合残していることを考えると、シリアにもチャンスがありそうだ。
【グループB 順位】(勝ち点/得点/失点/得失点差)
- 1位 日本(6/10/0/10)
- 2位 北朝鮮(3/6/2/4)
- 3位 シリア(3/1/5/-4)
- 4位 ミャンマー(0/1/11/-10)
ここまでの2試合の結果に表れている通り、日本とその他3カ国の力の差は明らかであり、3次予選進出は目標というより前提に近い。目標に据えるべきは、最短での3次予選進出確定だろう。気がかりになるのは緊迫感に包まれるであろう北朝鮮とのアウェイ戦だが、どのようなアクシデントがあろうとも勝たなければいけない相手であることは変わらない。
理想としては、来年3月に予定されている第3節、第4節で2位以上を確定させること。続く6月の第5節、第6節では招集段階からさまざまな選択肢をとれるようにしておきたい。
“W杯優勝”を目標に掲げ、実力差の激しいアジア2次予選を戦っている森保ジャパン。驚くような特例が無ければ2026年大会以降も同じ、あるいは似た形式で予選をこなすこととなるが、森保監督の今回の歩みは日本が継続して強豪国と渡り合っていくためにも見逃せないものとなりそうだ。
