ベトナム代表を率いる韓国人指揮官、パク・ハンソ監督が日本代表戦について前日会見で語った。
日本は11日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でベトナムと対戦。本大会出場権獲得を目指すうえで、勝ち点6の4位・日本にとっても負けられない状況だが、ここまで全敗を喫している最下位・ベトナムにとっても巻き返しのきっかけとしたい一戦だ。
パク・ハンソ監督は日本の印象について「私たちにとって最も難しい相手で、タフな試合になるでしょう。日本の選手はみんなが良いスキルを持っています」と口に。試合では日本のポゼッション率が「はるかに高くなる」と展開を予想しつつも「私たちはポイントを獲得するために最善を尽くします」と意気込んだ。
一方で、2018年には五輪代表世代の対戦でベトナムが日本に1-0で勝利。しかし、パク・ハンソ監督はその結果と今回の試合は別物だと強調している。
「2018年に森保一監督と私が顔を合わせ、ベトナムの五輪世代が日本の五輪世代に1-0で勝利したことは誰もが知っています。しかし、それはシニアレベルでなくU-23でのことです。なので、その結果から現在のことについて決めつけられることはありません」
ベトナムと日本はその後、2019年のアジアカップでも対戦。その際は1-0で日本が勝利していた。
「2019年、ベトナムは日本に1-0で敗れました。私が知っている限り、その2019年のアジア杯の選手が15人もいます。日本がどれほど発展しているか、私は満足に評価することができませんが、世界のトップリーグで活躍する選手たちがいることを認めざるを得ません」
アジリティと技術力、勤勉性を武器に発展を遂げてきたベトナム。日本の選手らや森保一監督も簡単な試合にならないと口にしているが、リスペクトの意識を持って立ち向かってくる相手との一戦はやはりタフなものとなりそうだ。
