大宮アルディージャは26日、来季のJ2降格を受け、森正志代表取締役社長がクラブを通じて声明を発表した。
大宮は26日に行われた明治安田生命J1リーグ第33節で、ヴァンフォーレ甲府と0-0のスコアレスドローに終わった。この結果、1試合を残して今季の17位以下が確定し、J2に降格することが決まった。
森社長はクラブを通じて「大変多くの皆さまからご声援やご支援をいただきながら、このような結果となりましたことを、クラブを代表して深くお詫び申し上げます」と謝罪。
さらに「今シーズンはJ1上位定着のための重要な一年と位置づけスタートいたしましたが、開幕から勝点を積み上げられず苦しい試合が続きました。2度の監督交代、強化本部長交代や選手補強などの改善策を図りましたが、残念ながら力及ばず、わずか2年での再降格という、本当に申し訳ない結果となりました」と、今シーズンの戦いを振り返った。
森社長は、大宮は2018年に創立20周年を迎える。クラブにとって節目のシーズンである年に、J1で戦えないことを悔やみつつ、「必ずや1年でJ1に復帰し、常にタイトルを争うチームを目指します。そのためには今シーズンだけでなく、これまでをしっかり振り返り、根本から見つめ直すことが必要だと考えております」と強い気持ちを示した。
大宮は12月2日の最終戦で川崎フロンターレと対戦するが、この試合の結果次第では最下位に転落する可能性もある。森社長は「12月2日に最終節が残っております。チームは誇りを持ち、勝利を目指して最後の最後まで全力で戦ってまいります。クラブを支えてくださる皆さまには、どうぞこれからも、熱いご声援と力強いご支援を心からお願いいたします」と、サポーターへ支援を呼びかけた。
