2020-07-23-shonan🄫J.LEAGUE

湘南、鹿島を破り今季初勝利。勝敗を分けた鹿島の想定と湘南が用意してきたプラン

■「もっと来ると思っていた」

 予想外と言ったら失礼だろうか。

 ミッドウィークに行われた湘南ベルマーレと鹿島アントラーズが相対した一戦。互いに勝利を目指す中、湘南はあえて前線からアグレッシブにプレスをかけていく戦いを選ばなかった。

 それは敵として対峙した鹿島の永木亮太の言葉が物語っている。

以下に続く

「相手が前から来ないで引いてきた。そこは自分たちが用意していたところとは少し違っていた。もっと来ると思っていたので、ああやって引かれた中でサイドチェンジも有効ではなくなってしまったところがある」

 前節の柏レイソル戦(2●3)で背後を突かれた反省からか、はたまた連戦によって選手を7人入れ替えて挑んだからか。湘南は、一度引いて相手の攻撃を受ける形をとった。

「前半は少なくともしっかりと失点をゼロでいきたいと。(その上で)できれば点を取れればというふうに試合に入った」とは浮島敏監督の言葉。相手に押し込まれたとしても慌てず、奪っては鋭いカウンターを仕掛ける。この試合に向けて用意してきたプランを着実に遂行していった。

■過密日程の中での変化

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 もちろん、すべてがうまくいっていたわけではない。前半は想像以上に押し込まれ、あわや失点してもおかしくない場面もあった。ただ、そこは湘南の真骨頂である体を張った守備や、最後までボールに食らいついていく姿勢を披露。水際で跳ね返し続けた。

 そして、前半を無失点で乗り切り後半勝負に持ち込むと、途中出場の石原直樹がゴールを沈めて先制。終盤は猛攻を受けたが、集中した守備を続けて無失点のまま今季初勝利を手にした。

 まさにプラン通りの勝利。攻勢を受けるのは想定内で、そこを守り切れると信じて打った策が見事に勝利につながった。

「あと一歩寄せることや、1対1のところで抜かれてももう一回戻ってカバーする。そういうところをみんながしっかりやってくれた。圧勝や綺麗な勝ちではないけど、ベルマーレらしい良い戦いができたと思う。6試合目にして勝つに値したゲームだったんじゃないかなと思います」(浮島監督)

 過密日程の中で、戦い方に変化を加えて手にした勝利の意味は大きい。次なる相手は首位の川崎フロンターレ。前に出るのか、引いてカウンターを狙うのか。どっちの湘南が来るのか今から楽しみでならない。

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