現地時間1日、イングランド・プレミアリーグは第10節が行われ、高井幸大の所属するトッテナムはホームのトッテナム・ホットスパー・スタジアムにチェルシーを迎えた。
ミッドウィークに行われたカラバオカップでニューカッスルに敗れたトッテナムは、先発したリシャルリソンやブレナン・ジョンソン、シャビ・シモンズをベンチに置き、コロ・ムアニ、クドゥス、ベリヴァルという攻撃陣を起用。負傷からの復帰を目指す高井は欠場している。
一方、ウォルヴァーハンプトンとの打ち合いを制しカラバオカップを勝ち上がったチェルシーは、温存したジョアン・ペドロをトップに、ガルナチョ、ネト、エンソ・フェルナンデスがサポートする形に。
勝てばリーグでは連勝のトッテナムだが、開始早々にアクシデントが発生。開始わずか7分でベリヴァルが脳震盪を起こし、シャビ・シモンズとの負傷交代を余儀なくされた。
入ったX・シモンズがあまりいい形で試合に入れず、チームとしてもなかなかペースを掴めないトッテナムに対し、チェルシーはハイプレスからリズムを作り出す。31分、高い位置でガルナチョがパスカットし、このボールがエリア内左のジョアン・ペドロへ。GKヴィカーリオと1対1の決定機を迎えるも、ここはヴィカーリオがセーブした。
さらに34分、高い位置で立て続けにボールを奪ったカイセドがゴール前でラストパス。受けたJ・ペドロが押し込み、チェルシーが先制に成功する。
先制したチェルシーはその後も優位に試合を進め、43分にはペナルティーエリア右からのグストの折り返しをゴール前でJ・ペドロが捉えるが、強烈なボレーはGKヴィカーリオが素晴らしい反応でゴール上へとはじき出した。
後半、1点を追うトッテナムが反撃に出るが、チェルシーも守備のインテンシティは落とさずにカウンターから追加点を窺う。
決定機が作れないトッテナムは60分、ダンソとベンタンクールを下げてリシャルリソンとロメロを投入。さらに73分、X・シモンズ、コロ・ムアニ、ポロに代えてB・ジョンソン、オドベール、ウドジェを投入し交代枠を使い切る。
チェルシーも66分にガルナチョを下げてバイノー=ギッテンズを投入すると、76分にはグストに代えてラビアを投入する。
依然として1点が遠いトッテナムに対し、強度の高い守備を維持するチェルシーは85分にネトを下げてエステヴァンを投入。さらにはアダラビオヨを投入し逃げ切りを図ると、アディショナルタイムの6分間でもトッテナムにゴールを許さなかったチェルシーが敵地でのロンドンダービーを制した。
■試合結果
トッテナム 0-1 チェルシー
■得点者
チェルシー:J・ペドロ(34分)




