2019_12_12_Tanaka1(C)J.LEAGUE

J屈指のボランチコンビが日本代表でお披露目へ!田中碧「攻撃も守備も相手陣内でプレーしたい」

 EAFF・E-1サッカー選手権2019(韓国・釜山)に出場する日本代表は12日午後、釜山市内で練習を行った。この日も前日に続き、10日の中国戦(2-1で勝利)で先発した選手たちは軽めの調整で終わり、その他の選手たちが強度の高い実戦トレーニングを行った。

 森保一監督が今大会で採用する3-4-2-1システムに選手を当てはめた攻撃パターン練習も実施。3バックは右から渡辺剛(FC東京)、田中駿汰(大阪体育大学)、古賀太陽(柏レイソル)が入り、中盤のボランチには大島僚太と田中碧の川崎フロンターレコンビが、両ウイングバックは左に菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)、右に相馬勇紀(鹿島アントラーズ)がそれぞれ入った。そして前線陣は1トップの小川航基(水戸ホーリーホック)の下に、田川亨介(FC東京)と仲川輝人(横浜F・マリノス)が2シャドーとして構える布陣となった。

 今季のJ1リーグMVPに輝いた仲川のA代表デビューが注目されるなか、香港戦では川崎Fが誇る二人のコンダクター、大島と田中の二人が揃って先発出場する可能性も高まった。

 この前日の練習後には大島がベンチから見つめた中国戦の印象について、「あまりやり慣れていない3-4-2-1なので、(自分が出番の時は)味方の動かし方も含めてより意識してプレーしたい」と話していた。一方田中は同布陣はすでにU-22日本代表で経験済み。「僕は何回かやっているので、ある程度の理解はある。むしろ難しく考えずにやりたい」と前向きだ。

■「常にボールを保持したい」

2019_12_12_Oshima  普段は4バックで戦う川崎Fでコンビを組む二人。一方、Jリーグの対戦相手には「3バックで戦うチームも増えてきている」と田中は話し、「だから普段自分たちがやられたら嫌なプレーを、今度は僕たちがやれるように意識したい」と続けた。

 基本的には4-4-2や4-3-3といった布陣とは、ピッチ上の配置で“ミスマッチ”が起こる3-4-2-1。その齟齬は、展開によっては武器にもなり、ピンチを招くことにもなる。

 田中は「より自分たちの特長を出すためのミスマッチを起こせるかが大事になってくる」と香港戦でのプレーイメージを膨らませた。

 しっかりとした守備ブロックを形成する香港。自ずと、日本がボールキープする時間は長くなることが予想される。

「(大島を含め)僕たちは常にボールを保持したいチーム(川崎F)でプレーしている。もちろん主導権を握れない時間帯もあるかもしれないけど、そこで焦れずにどれだけ戦えるか。個人的には攻撃も守備も相手陣内でプレーする時間を長くすることが理想。もちろんボールを繋ぐだけでは勝てないので、崩しやセットプレー含め点を取ることにこだわりたい」

 ボランチの位置からゴールを奪う。田中は10月のU-22日本代表対U-22ブラジル代表戦で見事なミドルシュートを決めている。「3-4-2-1だとボランチの1枚が前線に関わるシーンも多い。(ミドルシュートを)打っていければいい」とあらためてゴールも見据える。

 今季のJ1ベストヤングプレーヤーにも輝いた。大先輩の中村憲剛からは「調子乗るなよとメールが来ました」と笑う。そんな若き才能が相棒・大島とともに戦う代表戦。Jトップレベルのボランチが、国際舞台でお披露目となる。

取材・文=西川結城

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