いよいよ、23日に開幕が迫った明治安田生命Jリーグ。日本最高峰の熱き戦いが、いよいよ始まる。
今年で開幕25周年を迎えたJリーグだが、世界各国のジャーナリストはどのような印象を抱いているのだろうか。
今回は、世界各国の『Goal』ジャーナリストに質問を送付。4つの質問に答えてもらった。開幕週にシリーズでお伝えする。
第1弾はクロアチア。スペイン二強クラブでプレーするルカ・モドリッチやイヴァン・ラキティッチを始め、世界各国のビッグクラブで活躍する選手を多数排出している欧州の強豪は、どのような印象を抱いているのだろうか。
今回は、日本代表ヴァイッド・ハリルホジッチ監督とも親交のある『Goal』編集部クロアチア版、アンテ・ブスクリッチ記者に答えてもらった。
■国際的なスターの不在を指摘
ブスクリッチ記者は、Jリーグには「素晴らしいインフラと環境、そしてハードワークするメンタリティと忠誠心がある」と、日本代表指揮官から聞いているという。
しかし、「狂ったように選手獲得に投資する中国スーパーリーグやMLSやインドなどのように、欧州のベテラン選手を連れてくることはしない。それは、Jリーグにかけていることだと思う」との見解を述べた。
また、知っているJリーグの選手は、ヴィッセル神戸FWルーカス・ポドルスキのみだという。そしてそれは「大きな問題」と指摘している。
「国際的なスター選手がいない。攻撃的なビッグネームがいないこともそうだ。これは大きな問題である」
■「育成」への投資が必要不可欠
Jリーグの良い面には、各クラブのマスコットを挙げている。J1~J3のマスコットの内、52枚の写真見せたが、「どれも可愛すぎて1番は決められない」そうだ。
©J.LEAGUEそして最後に、「Jリーグが世界的なリーグになるためには何が必要か」という質問には、「コーチの育成」を挙げている。
「最高のリーグになるには、懸命な努力と投資が必要不可欠だ。まずは、若い才能を育成できるコーチが必要だろう。今いるビッグネームだけでなく、若い才能を持った選手の育成がカギになってくるのは間違いない」
Jリーグの発展のために、まずは「育成」を挙げたブスクリッチ記者。才能ある選手を多数排出する強国の目には、まだまだ育成現場への投資と充実が足りてないと感じているようだ。
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