7日のリーガ・エスパニョーラ第27節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのセビージャ戦を2-2のドローで終えた。試合後会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、チャンピオンズリーグ出場権争いの直接的なライバルとのドローが物足りない結果かと問われ、「そうかもしれない」と返答している。
「勝ち点1では不足か? そうかもしれない。私たちは勝利を望んでいた。全シーズンを通して、いつだって勝利を目指しているのだから」
「前半、最初にゴールを決めたのは彼らで、しかし私たちは同点に追いつき、一時逆転した。だが、その後2-2とされたことが打撃だった。後半は両チームがそれぞれの武器を用い、私たちはチャンスを迎えたもののゴールに昇華できなかった。どちらもミスを犯さなかったことで、試合は引き分けに終わっている」
アトレティコは現在、3位セビージャと勝ち点2差、4位ヘタフェと1差でチャンピオンズリーグ圏外の5位に位置している。
「リーガはとても均衡しており、私たちは同じ目標を抱えるチームと最後まで争うことになるだろう。それがリーガをより美しいものとする」
シメオネ監督は、前半に逆転弾を決め、その後も得点を予感させ続けたFWジョアン・フェリックスを終盤にピッチから下げて、一部観客からブーイングを浴びせられた。20歳の若きエースを交代させた理由については、次のように説明する。
「彼はふくらはぎが痙攣していた。しかし、その場で人々に説明することはできないんだ。私にジョアンの状態を伝えたのは、メディカルスタッフだった。彼は良い試合を演じたよ。人々がゴールに満足しているとしても、私にとっては何よりも安定性、継続性という点でそうだった」
アトレティコの1点目、セビージャの2点目はVAR介入によるPK判定から生まれており、前半はアディショナルタイムが6分も取られる事態となった。シメオネ監督は、VARについてどう考えているのだろうか?
「VARは不当より正当なものとなっている。しかし、該当のプレーが生まれているのは私から遠いところだ。VARが試合を決定づけたとは思わない。確固たる特徴を持つ2チームによる素晴らしい試合だったと考えている」
「VARがどう物言おうとも、影響を及ぼすものではない。私はもっと重要なことに自分の考えを割かなければならない」
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