イタリア代表監督のルチアーノ・スパレッティが24日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、代表チームなどについて語った。
直近のワールドカップ(W杯)2大会の出場権を逃した末、スパレッティ指揮下で臨んだEURO2024(ユーロ2024)では、スイスに敗れてベスト16敗退に終わったイタリア。アッズーリはトスカーナ人指揮官の下、チームの若返りを図る中で来月、ネーションズリーグ準々決勝でドイツとの2連戦に挑む。
そんな中、スパレッティは、現在のイタリア代表において、ディエゴ・マラドーナ氏やリオネル・メッシのような偉大な才能が不在であることを指摘されると、自身の考えを示した。
「勝つためにはマラドーナやロナウド、メッシが必要だって? 確かに偉大な選手や才能は、短時間で解決策を見つけることができる。しかし最強の才能はそれだけではない。(リッカルド)カラフィオーリのようなDFもいる。彼はこうしたレベルにたどり着ける選手だと思っているよ。それから(アンドレア)カンビアーゾも自身の価値を示し、複数のビッグクラブが関心を持つようになった。それに(ニコロ)バレッラも才能ある選手だ。襲撃する彼を柵で囲むことはできない」
またイタリア代表指揮官は、今シーズンのセリエAで活躍を見せているフィオレンティーナのモイーズ・ケーンとアタランタのマテオ・レテギの同時起用の可能性に言及した。
「2人のことは非常にうれしく思っている。ケーンとレテギは代表で一緒にプレーできるはずだ。どちらも9番の選手だが、エリア内のFWとスペースを狙うFWとで異なる特徴を持っている。同時起用はあり得る話だと思う。特に相手が低い位置でブロックを組む場合はね」
