イタリア代表指揮官ルチアーノ・スパレッティが3日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、若手の台頭に期待を寄せた。
2023年9月にイタリア代表監督に就任すると、2大会連続でワールドカップ(W杯)出場を逃したアッズーリの再建に努めるスパレッティ。王者として臨んだEURO2024では、スイスに敗れてベスト16止まりで終わり、昨秋以降はチームの若返りに着手している。
そんな中、スパレッティは、今冬の移籍市場に言及。トリノに加入したチェーザレ・カザデイやフィオレンティーナに加入したシェール・エンドゥールのセリエA復帰を歓迎したほか、アタランタへ移籍したダニエル・マルディーニに注目していることを明かした。
「強い代表チームを考える時、若手選手は不可欠だ。若手のエネルギーや意欲、夢はチームにとって重要になる。カザデイやエンドゥールのような選手たちがセリエAに戻ってきたことがうれしい。彼らは重要な選手だ。それからアタランタでのダニエル・マルディーニを見るのが楽しみだ」
「チームは若返りをしていく必要がある。ベテラン選手がプラスアルファの貢献をしてくれるのは事実だが、多すぎれば、チーム全体が一斉に年を取ってしまうリスクがある。時の経過につれてバランスを見直していなければならない」
来月末に行われるネーションズリーグの決勝トーナメントでは、ドイツとの対戦が待っている。
「素晴らしい試合であり、準備を整えておかなければならない。素晴らしい感動が詰め込まれた勝負なので、最善の方法で向き合えるようにしたい。大会ではできるだけ勝ち進みたいが、到達点ではなく、良い取り組みをすることから出発するべきだ。次回の招集? 起用しないかもしれないが、小さなご褒美を与えるにふさわしい若手がいる」
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