元イタリア代表監督のチェーザレ・プランデッリ氏が13日、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組「ラディオ・アンキオ・スポルト」に出演した際、監督業を引退することを明かした。
選手としてアタランタやユヴェントスなどで活躍したプランデッリ氏は、現役引退後に古巣アタランタで指導者に転身。ヴェローナやパルマ、フィオレンティーナで指揮を執った後、イタリア代表監督に就任し、EURO(ユーロ)2012では準優勝の成績を残した。また翌年のコンフェデレーションズカップ2013を3位で終えている。
グループステージ敗退となったブラジル・ワールドカップ(W杯)終了後に代表指揮官の座を退くと、ガラタサライやバレンシアなど国外での指導に取り組んだプランデッリ氏。2020年11月、かつて5年間にわたって指揮を執ったフィオレンティーナへ10年ぶりに復帰したが、翌年3月に辞任していた。
65歳のイタリア人指揮官は、2年間にわたってフリーとなっていたが、13日、ラジオ番組内で第一線から退く意思を明かした。
「いくつかオファーは常に届いている。だが現在、私が夢に描いているベンチは、公園のベンチだ。孫とともに人生を謳歌したい。指揮を執るのはもう十分だ。ただ、情熱は私の中に残っている。偉大な情熱だ。私自身、調子は非常に良いが、すべては流れ行くものだ」


