juventus-morata(C)Getty Images

英・西・伊のビッグクラブが計画の欧州スーパーリーグにイタリア首相も反発「国内リーグを保護する」

イタリアのマリオ・ドラギ首相が19日、首相官邸の公式ツイッターを通じて欧州スーパーリーグ(欧州SL)に関して反対の立場を表明した。

レアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッド、ユヴェントスなどスペイン、イングランド、イタリアの12クラブが創設を計画してきた欧州SL。その構想が発表されるや否や、現在の大会運営システムを覆しかねない懸念からサッカー界で大きな波紋が広がっている。

その余波は政界までも広がり、イギリスのボリス・ジョンソン首相やフランスのエマニュエル・マクロン大統領などが反発の声を上げる中、イタリアのドラギ首相も構想に否定的な見解を示しつつ、国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)などのサッカー当局を支持した。

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「イタリア政府はサッカーの欧州SL構想を巡る議論に関して注意深く見守っていく。そして国内の大会および能力主義の価値観、スポーツの社会的役割などを保護するため、イタリアやヨーロッパのサッカー当局が示す立場を、決意を持って支持する」

また『スカイスポーツ』によれば、イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長もコメントを残している。

「欧州SLに対する我々の『ノー』を繰り返し主張したい。国内の個々の大会のスポーツ的および文化的価値は、あらゆる国際大会において付加価値となる。すべてのチームがファンとともに大きな夢を追い求めるチャンスやスポーツの価値観を守りたい。カルチョはファンのものである。改革は行うべきであるが、本質を見失ってはならない。カルチョはみんなが参加し、共有するものであり、エリートのためのクラブではない」

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