ニューカッスルFWアレクサンデル・イサクの去就に関して、『The Athletic』が分析している。
ニューカッスルで公式戦109試合62ゴール11アシストを記録し、昨季のリーグカップ制覇にも貢献したイサク。しかし今夏のリヴァプール移籍を熱望しており、プレシーズンに合流せず。さらに、現在もチームの全体トレーニングにも参加していない。先日には「約束が破られれば関係は続けられない」と移籍を認めないニューカッスルを非難する声明を発表した。これに対してクラブ側も反論し、関係性は悪化の一途を辿っている。
そんなイサクの状況について、『The Athletic』の著名記者デイビッド・オーンスタイン氏は「移籍期限までに何らかの決着が着く」としつつ、以下のように指摘した。
「先日のリヴァプール戦までは去就に関して動きがないと予想されていたが、近日中に何らかの形で明らかになるはず。ニューカッスルの姿勢は周知の事実だ。イサクを売却するつもりはなかったが、現在は補強ターゲットを探しており、その考えが変わる可能性がある。ヨアネ・ウィサ(ブレントフォード)とヨルゲン・ストランド・ラーセン(ウォルヴァーハンプトン)との交渉は継続中で、その他のオプションも探している」
「ニューカッスルが満足できる補強を行い、リヴァプールが適切と言えるオファーを送れば、閉幕前にイサクの動きがあるかもしれない」
一方、『The Athletic』のジェームズ・ピアース記者はリヴァプール側のスタンスを分析。「リヴァプールの移籍市場は静かだ。イサクに関しても、マーク・グエイ(クリスタル・パレス)に関しても、ほとんど動きがない」と指摘。そのうえで、こう綴っている。
「クリスタル・パレスが要求額を下げればグエイの移籍は成立する可能性がある。しかし、最大の優先事項はピッチ最前線の強化だ。アルネ・スロットも、もう1人アタッカーが必要だと公言している。イサクは依然として最有力候補であり、ニューカッスルが売却を承認すれば、再びオファーする可能性はある。しかし、最初の1億1000万ポンド(約219億円)のオファーは8月1日に拒否されていた」
移籍市場閉幕まで残り1週間を切っているが、大きな注目を集めるスウェーデン代表FWは今季どこでプレーするのだろうか。




