リヴァプールで苦しむFWアレクサンデル・イサクについて、現地記者が持論を展開した。
今夏の移籍市場最終盤、イギリス史上最高額でリヴァプールへと加入したイサク。しかしニューカッスルでプレシーズン参加を拒否していたことから、アルネ・スロット監督はコンディションが整っていないことを認めていた。そして、加入から約3カ月が経過した時点で公式戦9試合に出場しているものの、未だ1ゴール。22日のノッティンガム・フォレスト戦も先発したが、見せ場なく68分でベンチへと下がっている。チームも本拠地アンフィールドで0-3と完敗を喫した。
この結果、イサクはリヴァプール加入からプレミアリーグで先発した最初の4試合で全敗。データメディア『Opta』によると、これはクラブ史上初めての事態になったようだ。そして『The Athletic』のグレッグ・エヴァンズ記者は、「イサクはいつになったら活躍するのだろうか?」と題し、以下のように分析している。
「リヴァプールでまたしてもノーゴール、わずか15タッチという悲惨な夜だ。これは先発した選手の中で最低の数字である。プレミアリーグ史上最高額の選手は、試合の大半で目立つことはなかった」
「試合前、スロットはイサクを定着させるために他のFWの要求を犠牲にしなければならないと認めている。それがウーゴ・エキティケがベンチスタートになった理由だ。だが、今回もその成果は全く見えなかった。イサクはエネルギーを与えることができず、チームメイトとの関係性を築くのにも苦労している」
そして「今後の21日間で6試合を戦うため、スロットはイサクが馴染むために再び先発起用する可能性が高い。しかし、彼の定着には予想以上に時間がかかっているは間違いない」と指摘。今後も先発する機会があるとしつつも、予想以上の苦戦を強いられていると指摘した。




