Simone Inzaghi Lazio JuventusGetty

S・インザーギ「ピッポには申し訳ない」トリノ戦で兄の援護射撃失敗…ベネヴェントは2部降格

ラツィオ指揮官シモーネ・インザーギが、トリノ戦引き分け決着後、兄フィリッポに対して謝罪のコメントを発した。

現地時間18日に行われたセリエA第25節順延分ラツィオvsトリノは0-0で決着した。ラツィオはこの試合で多くの決定機を生み出すも、トリノゴールを割ることができず。終盤にはPKのチャンスを得たが、チーロ・インモービレはPKを沈めることができずにスコアレスでフルタイムを迎えた。

ラツィオはすでに今季の6位フィニッシュが確実になっている。一方、17位トリノは18位ベネヴェントとの勝ち点差が4に広がり、1試合を残してトリノは来季のセリエA残留を決めた。これによりセリエB降格が決まったのは18位ベネヴェント。シモーネ・インザーギ監督は実兄フィリッポ率いるベネヴェントの援護射撃ができず、ベネヴェントの2部降格を決定させてしまうという残酷な事態に。

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試合後、S・インザーギ監督は「ピッポには本当に申し訳なく思っている」と語った。『Sky Sport Italia』がその言葉を伝えている。

「ラツィオはできる限りのことをした。おそらく兄はガッカリしているかもしれない。ただ、この厳しい戦いはイタリアのカルチョをよく反映したものだと思う。トリノは最後まで奮闘していたことはみなさんが目にされたとおりだ」

「今季は本当に長く、厳しい戦いだった。3日ごとのプレーが続いたし、実際には2つのシーズンをまたぐ時期もあった。その間感染症の問題も多々あったしね。残すところは1試合だ。チームでケガや出場停止がなく、誰がピッチに立てるのか数える必要がある。最後は良い形でリーグ戦を終えたい」

また、S・インザーギ監督は現行の契約では今季限りでラツィオと契約満了になってしまう。指揮官は「私は昔からここにいる。チームには大きな敬意を払っているし、幹部ともしっかり話し合いたい。もちろん彼らとの関係は良好だよ」と述べ、続投に向け意欲を示した。

ラツィオは17位トリノと引き分けたため、トリノは勝ち点1をゲット。18位ベネヴェントとの勝ち点差が1試合残して4に広がり、ベネヴェントの2部降格が決定した。

なお、リーグ最終戦の第38節はトリノvsベネヴェントの直接対決。セリエAは当該成績でリーグの順位が決まるため、もし勝ち点3差で最終節を迎えていた場合、ベネヴェントがトリノに勝利すれば勝ち点35で並んでも、ベネヴェントが逆転で17位浮上となった。

結果として兄ピッポ率いるチームのセリエB降格を防げなかった弟シモーネ。それだけにトリノ戦のドロー決着は悔やまれるものとなったようだ。

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