Haaland Mbappe UEFA Champions LeagueGettyImage

「ハーランドは典型的な9番。エンバペはプレステのよう」元ミランFWインザーギが2人を比較絶賛

レッジーナの指揮官を務めるフィリッポ・インザーギが、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、世界最高峰を競う若手2人について自身の見解を示した。

現役時代はミランやユヴェントスなどで活躍し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では46ゴールを挙げるなど、ワールドクラスのストライカーであったインザーギ。そんな元ミランの9番が、現代を代表する若手FWのキリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)とアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)について語った。

「2人とも常軌を逸したFWだ。選手としての特徴やポジション、シュートへの持って行き方などに違いはあるが2人とも最高だ。間違いなくハーランドの方がより強力で、典型的な9番と言える。だがより才能があるのはエンバペだ。右からでも左からでも相手を抜き去り、より予測不可能なプレーを見せる。どちらも重要な場面でゴールを決めることができる特徴を持っているが、これこそ最も偉大な選手たちの特徴と言える」

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「ハーランドは、チームをけん引するようなプレーやシュートが(クリスティアン)ヴィエリを彷彿とさせる。一方、エンバペは唯一無二と言ってもよく、似た選手を見つけるのは難しい。彼のプレーを見ていると、まるでプレイステーションのように思える時がある」

■ミラン黄金期のストライカーが若手2人に賛辞

するとインザーギは、今シーズン、初めてのプレミアリーグですでに10得点を挙げている22歳のハーランドについて熱弁し始めた。

「彼はゴールに向かって攻撃する時の意気込みが感じられる。そしてゴールを決めたら、さらに意気込んで次のゴールを狙いに行く。それから私がとても気に入っているのは、彼のマークを外す能力だ。今シーズン序盤、シティにおいて、エリア内でこれほど多くのゴールを挙げることができたのも、偶然ではないだろう。ハーランドはマークをする側にとって難しい選手だ。彼に寄せるとフィジカルで押し返され、元のポジションを取ろうとした時には、彼はもういなくなっているからね」

続いてレッジーナ指揮官は、CLの舞台で古巣ユヴェントスから2得点を奪った23歳のエムバペにも賛辞を贈っている。

「何もないように見えるところからゴールを生み出せる。ユーヴェ戦での2得点は、フィニッシュの素早さがものすごかった。ボレーシュートは美しいが、極めて短い時間でポジショニングをし、ほぼ止めることが不可能な形でシュートを打ってくるところはもっと素晴らしい」

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