インテルは、ベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得レースから撤退したようだ。イタリア『スカイ』が伝えた。
2020-21シーズンにセリエA優勝の立役者となると、2021年夏に古巣チェルシーへ復帰したルカク。しかし苦しい1年を過ごした後、昨夏にはレンタルの形でインテルへと戻ってくると、ケガなどもあったが公式戦37試合で14ゴール7アシストを記録していた。
しかしレンタル期間の満了に伴って、ルカクは今夏にチェルシーに復帰。それでもインテルが再び獲得に向けてチェルシーを交渉を行っていることが複数メディアで報じられ、選手本人も移籍を熱望していると伝えられてきた。
だが、状況は一変したようだ。『スカイ』によると、ルカクはインテルの宿敵でもあるユヴェントスから接触があった後、インテルとのコンタクトをストップした模様。これがインテル陣営の怒りを買ったようだ。
そして14日、インテルはチェルシーに対してルカクの移籍交渉を継続する意思がないことを通達、オファーを取り下げたという。なおこの決断は、14日にディレクターを務めるピエロ・アウシリオ氏とルカクとの間で行われたわずか1分足らずの会話で決定したようだ。
なお移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は、「インテルはロメル・ルカクの交渉から離れることを決めた。取引は中止」と『Twitter』に投稿。さらに、同選手の新天地のオプションはユヴェントスとサウジアラビアの2つになったとも伝えている。




