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Romelu Lukaku Inter 2022-23Getty

250人の観客から人種差別被害のルカク、出場停止取り消しの特例に伊審判員協会会長が見解

コッパ・イタリア準決勝セカンドレグへの出場停止処分が取り消されたインテルのベルギー代表FWロメル・ルカクのケースについて、イタリア審判員協会(AIA)のカルロ・パチフィチ会長が言及した。

ルカクは4日に行われたユヴェントスとのイタリア杯準決勝ファーストレグ(1-1)において、試合終了間際のPKを決めた後、人種差別的チャントを浴びせた相手サポーターに対して挑発的なジェスチャーを行ったとして2枚目のイエローで退場処分を受けた。

本来なら試合終了後の衝突でレッドカードを受けたフアン・クアドラードやサミル・ハンダノヴィッチとともに26日のセカンドレグへの出場が停止となるはずだったが、イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長の特赦により処分が撤回されている。

ルカクの特例がいわゆる“前例”となることを危惧する声が上がる中、AIAのパチフィチ新会長がイタリア国営放送『Rai』のラジオ番組に出演。インテルFWのケースを巡り、自身の見解を示した。

「これが(観客を黙らせても警告の対象とならない)前例になるのかどうか? ピッチにおいて判断は下されている。FIGC会長があらゆる状況を確認したうえで、特赦の特権を行使したわけで、我々にとっては何も変わらない。今後もルールを守り続ける。観客に対して黙るよう促す行為は当然、警告の対象となる」

『スカイスポーツ』が報じているように、AIAやFIGCは人種差別的なチャントが確認された場合、「人種差別的なチャントに選手が反応しても、大げさなものでなければ警告を受けない」、「主審が試合の中断へと動き、試合中止の可能性があることを警告する1回目のアナウンスを流す」ことになるとの立場を示している。

だが、ルカクのケースではダヴィデ・マッサ主審が人種差別的なチャントや侮辱に気づかず、試合中断へ向けた措置が取られることはなかった。この結果、ベルギー代表FWが観客に反応し、2枚目のイエローを提示されるに至っている。セリエAの審判員の指名を担当するジャンルカ・ロッキ氏は次回の会合において、差別的なチャントの被害に遭った選手たちが即座に主審へ報告するよう求める指示を出す見通しとなっている。

なお、『ANSA』によれば、イタリア杯準決勝ユヴェントス対インテルでは約250人のサポーターが人種差別的な言葉を発したと見られ、このうち171人に対してスポーツイベントへの入場禁止措置が適用される見込みだ。

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