Manuel Akanji of Borussia Dortmund Getty Images

インテル、ローコストなCB補強を検討か…ドルトのアカンジやラツィオのアチェルビが浮上

インテルはセンターバックの補強を目指し、ドルトムントのDFマヌエル・アカンジやラツィオのDFフランチェスコ・アチェルビをリストアップしている。イタリアメディア『スカイスポーツ』が11日、伝えている。

今夏の移籍市場において、FWロメル・ルカクやMFヘンリク・ムヒタリアン、GKアンドレ・オナナをフリーで獲得したほか、元カリアリのDFラウル・ベッラノーヴァや元エンポリのMFクリスティアン・アスラニら若手有望株を確保したインテル。だが守備の中心選手であるDFミラン・シュクリニアル退団の可能性が移籍期間終了まで否定できない中、ローコストなCBの補強を検討している。

補強の実現は予算次第と見られており、もし資金が確保できた場合、ドルトムントで構想外となっているスイス代表アカンジの獲得へ動き出すと見られている。また、代替候補として、シモーネ・インザーギのラツィオ時代の教え子で、放出対象となっているイタリア代表アチェルビもリストアップされている。

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インテルは今夏、昨シーズンにトリノで活躍したDFグレイソン・ブレーメルや、フィオレンティーナのセルビア代表DFニコラ・ミレンコヴィッチらに熱視線を送っていたが、前者は争奪戦の末、ライバルのユヴェントスへ移籍。後者は所属先フィオレンティーナとの2027年までの契約延長が発表され、いずれも獲得が消滅した。

一方で、インテルは人員整理にも取り組んでいる。U-19イタリア代表MFチェーザレ・カザデイを巡っては、チェルシーやニースが獲得に乗り出していたが、ここへ来てサッスオーロも争奪戦に加わった。インテルからFWアンドレア・ピナモンティを獲得したばかりのサッスオーロは、再び接触を開始しており、12日にもクラブ間で話し合いが行われる見通しとなっている。ただ、サッスオーロは買戻しオプションの付帯に応じる見込みである一方、移籍金は1000万~1200万ユーロ(約14~16億円)を提示したチェルシーやニースには及ばないとみられる。

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