現地時間19日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は各地でグループリーグ第3節が行われ、グループDではインテル(イタリア)がホームにシェリフ(モルドバ)を迎えた。
インテルとレアル・マドリーの2強と目されていたグループだったが、2試合を終えて唯一の2連勝で首位に立っているのはモルドバのシェリフ。まだ勝利のないインテルとしては、ここでシェリフに勝たなければ突破は非常に厳しいものになってしまう。
後がない状況で迎えたインテルは立ち上がりから攻勢に出る。16分、カウンターからジェコのラストパスにドゥンフリースが抜け出すも、飛び出したGKチェレアドニクが一足先にキャッチ。直後にもジェコが抜け出すも、GKチェレアドニクが飛び出して事なきを得る。
28分にはエリア内右でボールを受けたドゥンフリースが決定機を得るも、シュートは枠の外。フィニッシュまで持ち込むインテルだが、あと一歩のところでゴールが生まれない。
しかし、こうした状況を打破してくれるのがエースたる所以。迎えた34分、左CKをニアサイドのビダルがそらすと、ファーサイドでフリーとなっていたジェコが左足で押し込んでインテルが待望の先制点を手にする。
先制を許したシェリフだが、伊達にマドリーから勝ち点3を奪ったチームではない。インテルが1点をリードして迎えた後半、シェリフが反撃に出る。52分、ティルが左足で直接FKを沈め、シェリフが同点に追いついた。
追いつかれたインテルは直後にディマルコを下げてバストーニを投入。すると迎えた58分、ジェコのスルーパスに抜け出したビダルがエリア内左からネットを揺らし、インテルが再びリードを奪う。
さらに67分、左CKをファーサイドのドゥンフリースが頭で折り返し、最後はデ・フライがボレーで押し込んでインテルが3-1とリードを広げる。
こうなると苦しいシェリフ。反撃に出たいものの、試合の主導権を握られ、なかなか決定機を作ることができない。センシ、コラロフを投入して逃げ切ったインテルが、今季CL初勝利を手にした。
■試合結果
インテル 3-1 シェリフ
■得点者
インテル:ジェコ(34分)、ビダル(58分)、デ・フライ(67分)
シェリフ:ティル(52分)


