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ジルーがドッピエッタ!イブラ不在のミランがミラノダービーでインテルに逆転勝ち

現地時間5日、イタリア・セリエA第26節はインテルとミランによる「ミラノダービー」が行われた。

首位を走るインテルと、4ポイント差で追いかける3位ミランによるダービー。好調インテルに対し、やや失速気味のミランはイブラヒモヴィッチが負傷離脱と台所事情も苦しいが、スクデット奪還のためにもこのダービーを落とすわけにはいかない。

しかし、試合は好調インテルのペースで進む。10分、左サイドでクロスオーバーしたペリシッチの折り返しをファーサイドのドゥンフリースが高い打点から頭で叩き、これがゴール右へと決まる。しかし、これはペリシッチのオフサイドを取られてノーゴールとなった。

続く11分、ブロゾヴィッチのミドルシュートがDFに当たってコースが変わるが、GKメニャンが素晴らしい反応でセーブした。

28分には、カウンターからラウタロ鵜のスルーパスをゴール前で受けたドゥンフリースがGKメニャンと1対1に。しかし、強烈なシュートをメニャンが至近距離で防ぎ、ドゥンフリースも思わず頭を抱えた。

ミランの反撃は35分、レオンの落としを受けたトナーリが右足を一閃。強烈なシュートがインテルをゴールを強襲するが、ここはGKハンダノヴィッチが横っ飛びではじき出し、こぼれ球を拾ったテオ・エルナンデスが折り返したボールをゴール前でレオンが合わせる。しかし、ここはインテルDFに当たってゴール左へと外れた。

試合が動いたのは38分、ラウタロのカットインシュートはGKメニャンがはじいてCKへと逃れる。この右CKを古巣対決となるチャルハノールが蹴ると、ゴール前でフリーとなっていたペリシッチがゴール右隅へとダイレクトで流し込み、インテルが先制する。

先制したインテルは前半終了間際、カウンターからチャルハノールが抜け出した決定機を、ペナルティーエリアを飛び出したGKメニャンがギリギリのところで奪うもすぐに囲まれて奪い返されてしまう。インテルにとってはチャンスだったが、ゴール前でボールを受けたジェコのシュートは所定の位置に戻ったメニャンがセーブした。

1点ビハインドで後半を迎えたミランは、後半頭からサレマーカーズに代えてジュニオール・メッシアスを投入。開始早々にトナーリのミドルシュートが右のポストをかすめるなど、いい入り方を見せ、58分にはケシエを下げてブライム・ディアスを投入する。

1点リードのインテルは70分、ラウタロとペリシッチを下げてアレクシス・サンチェスとディマルコを投入。さらに73分、チャルハノールを下げてビダルを投入するが、この交代が裏目に。

直後の75分、A・サンチェスからジルーがボールを奪うと、トナーリの横パスをB・ディアスがシュート。これがDFに当たってコースが変わり、最後はジルーが押し込んでミランが同点に追いつた。

さらに79分、カラブリアからのクサビのパスをゴール前で受けたジルーが、軸足の裏を通す鋭い反転から左足を振り抜くと、名手ハンダノヴィッチもはじき切れないシュートがゴール左へと決まり、ミランがあっという間に逆転する。

すでにラウタロやペリシッチを下げているインテルは、さらにダルミアンとベシーノを投入。この試合初めて追いかける展開となったが、アディショナルタイムの5分間を含めてスコアに動きはなく。ミランは終了間際にテオ・エルナンデスが退場処分を受けるが、ミランが逆転でダービーを制し、両者の勝ち点差は「1」に縮まっている。

■試合結果

インテル 1-2 ミラン

インテル:ペリシッチ(38分)

ミラン:ジルー(75分、78分)

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