セリエAは5日に第21節が行われ、インテルとミランによるミラノ・ダービーが行われた。
過去2シーズンは激しい優勝争いを繰り広げ、共にスクデットを勝ち取ったインテルとミラン。しかし、今季はすでにナポリに首位独走を許しており、逆転優勝へは1試合も落とせない状況に。そうした中、インテルがホーム扱いでの伝統の一戦を迎えた。
試合はインテルが主導権を握り、ボールを動かしながらミランを押し込んでチャンスを伺っていく。すると34分、チャルハノールのCKにラウタロ・マルティネスがヘッドで合わせて先制点を奪った。この大一番に3バックで臨んだミランだが、良い形をほぼ作れず。シュートも放てないままビハインドで折り返した。
厳しい状況の続くミランは、後半頭からメシアスに代えてブライム・ディアスを投入。状況の打開を図る。さらに55分にオリギとカラブリアを下げ、サーレマーケルズとベンチスタートとなっていたレオンをピッチへ送り、勝負に出る。
対するインテルは55分、ジェコのクロスに反応したラウタロ・マルティネスが決定機を迎えたが、GKのファインセーブに阻まれる。追加点は奪えないものの、相手に危険な場面も作らせない。71分にはルカクやブロゾヴィッチらを投入。追加点を狙いに行く。
その後は追いかけるミランが攻勢をしかけ、74分にディアス、76分にジルーと立て続けにチャンスを迎えるが、共にゴールにはつながらない。一方のインテルは83分にルカクがネットを揺らしたものの、先に笛が吹かれてノーゴールに。89分にもルカクの落としからラウタロがゴールを奪ったかに見えたが、これもオフサイドで認められなかった。それでも失点は許さず、インテルが1-0でビッグマッチを制した。
この結果、インテルは公式戦3連勝を達成。勝ち点を43に伸ばし、ナポリと13ポイント差の2位を守った。一方のミランは、これで直近公式戦7試合勝利なし(2分け5敗)で4連敗に。勝ち点38のまま、6位となっている。




