元チェルシー指揮官ロベルト・ディ・マッテオ氏が、今季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝について語った。
2012年3月にシーズン途中でチェルシーの指揮を託されると、その2カ月後にはリヴァプールを破ってFAカップ優勝、そしてCLの決勝戦でもバイエルン・ミュンヘンをPK戦の末に下してクラブ史上初のビッグイヤーをもたらしたディ・マッテオ氏。現在は全北現代モータースのアドバイザーとして活躍している同氏だが、今季のCL決勝ではインテルに期待しているようだ。
イタリア人指導者は『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、2012年に優勝したチェルシーと同じ状況だと指摘。対戦前の予想ではマンチェスター・シティが圧倒的人気だが、インテルにもチャンスはあると語っている。
「我々(2012年のチェルシー)はアンダードッグだったし、それは世界中がわかっていただろう! 実際、インテルも同じだ。シティがホームスタジアムで戦うわけでは無いし、インテルは完成されているので、この比較はぴったりはまるわけではない。だが、ジョゼップ・グアルディオラのチームは素晴らしいものの、インテルにもチャンスはあるんだ」
「私のチェルシーは、適切なモチベーションさえあればどんな偉業でも達成できることを教えてくれる」
またディ・マッテオ氏は、「ラウタロ・マルティネスとニコロ・バレッラが大好き。だが、このインテルの(ディディエ)ドログバはロメル・ルカクだ。状態が良ければ、世界に衝撃を与える存在だと言える。止まらない猛獣だ。そして、今の状態は良さそうだね」とコメント。2012年のチェルシー優勝の際、ヒーローとなったレジェンドと同じような活躍を期待している。
