セリエAは23日に第31節が行われ、インテルは敵地でエンポリと対戦した。
チャンピオンズリーグ(CL)では見事に準決勝進出を果たしたインテル。しかし、セリエAの直近5試合では1分け4敗と苦しみ続けており、さらにユヴェントスの勝ち点-15処分が一時的に差し止められたため、一気に6位まで転落している。リーグ戦で来季CL出場権内に入るためにもいち早く勝利を取り戻したい状況で、残留争い中のエンポリと対戦した。
序盤は互いに相手ボックス付近に迫るシーンを作るなど、一進一退の攻防が続く。インテルは抜け出したカンビアーギにGKとの一対一を作られたが、この日先発の守護神ハンダノヴィッチの見事な対応で凌ぐことに成功。さらにカウンターから決定機を許すも、再びGKハンダノヴィッチが防ぐ。逆に攻撃ではボールを動かすもののなかなか思うような形を作れず、決定機には至らない。前半はスコアレスで折り返す。
前半は苦戦したインテルだったが、後半開始早々に先制に成功する。48分、数人が絡んで左へ展開。するとボックス手前で縦パスを落としたルカクがリターンパスを受け、右足で流し込んでいる。大きな先制点を奪った。
リードしたインテルは67分、速攻からチャルハノールがビッグチャンスを迎えたが、シュートはGKがストップ。74分にはルカクが自ら運んでシュートを放ったが、ここは枠外へ飛んだ。それでも76分、左で仕掛けたルカクがフェイントから鋭いシュートを突き刺し、リードを広げることに成功した。
その後もインテルは、88分にルカクのアシストから途中出場のラウタロ・マルティネスがダメ押し弾。3-0で快勝を収めている。
この結果、インテルはセリエA6試合ぶりの勝利に。勝ち点を54まで伸ばし、暫定ながらミラン(勝ち点53)をかわして5位に浮上した。




