フランス代表DFバンジャマン・パヴァールをめぐり、バイエルン・ミュンヘンとインテルの交渉は続いているようだ。
2019年にバイエルン・ミュンヘンに加入し公式戦160試合以上に出場、チャンピオンズリーグ制覇やブンデスリーガ4連覇などを経験してきたパヴァール。しかし現行契約は今季限りで満了となり、ドイツ『スカイ』などはすでにクラブに対して契約を延長する意思がないことを通達したと伝えている。
そんなパヴァールについて、当初はマンチェスター・ユナイテッドが獲得を狙っているとされていたが、ハリー・マグワイアの残留が濃厚となったことで獲得に動かない可能性が高まっている。そしてイタリア複数メディアは、守備の補強を狙うインテルがバイエルンと接触していると指摘していた。
そして『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、インテルはパヴァールの獲得が今夏の移籍市場において極めて重要と考えており、また選手側もインテル移籍を望んでいるという。しかし、バイエルンのトーマス・トゥヘル監督はパヴァールの放出に断固として反対しており、ブンデスリーガ開幕戦(vsブレーメン:4-0)の後に上層部へその意思を伝えた模様。そしてドイツ複数メディアでは、フランス代表DFは残留すると伝えられた。
だが、パヴァールの希望はインテル移籍であり、17日にもクラブ間で交渉が行われたこともあって、インテルだけでなく選手や代理人もドイツメディアの報道に驚いているようだ。
なお『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、インテルはオファー額をボーナス込みの3000万ユーロ(約47億円)まで引き上げたようだが、バイエルンは3500万ユーロ(約55億円)を希望している模様。クラブ間の関係は良好であるために金額の差は縮まる可能性があり、19日にも再び話し合いを行うようだ。今後の動向に注目が集まっている。




