元アーセナル指揮官アーセン・ヴェンゲル氏は、チャンピオンズリーグ(CL)のインテル対バルセロナ戦の判定に苦言を呈した。
6日に行われたCL準決勝セカンドレグで、バルセロナとホームで対戦したインテル。ファーストレグを3-3で引き分けていた中、前半の内に2点をリードしたものの、87分までに3失点を許して試合をひっくり返される。それでも後半アディショナルタイムにアチェルビが同点弾を叩き込むと、延長前半にフラッテージが勝ち越し弾。激戦を4-3で制し、2試合合計7-6で決勝進出を決めた。
しかし、『beIN SPORTS』でこの試合のコメンテーターを担当したヴェンゲル氏は、インテルが前半終了間際にPKを獲得したシーンについて苦言。現在FIFAの幹部を務める元アーセナル指揮官は、ラウタロ・マルティネスがパウ・クバルシに倒されてPKとなった判定とVARの運用方法についてこう語っている。
「私はこの種のPKには断固として反対する。そして、スローモーションでのVAR使用にも反対だ。普通のスピードだったなら、これは素晴らしいタックルだった」
「ラウタロ・マルティネスの行動を見て欲しい。彼はゴールができないとわかっている状況で、クバルシの方へ傾いてPKを狙っている。私の見解だが、審判は正しい判定を下さなかった」
「誰がボールに最初に触ったかを見て欲しい。私にとって重要なのはそこなんだ。ラウタロは後だった。クバルシが先に触っている」
なお、この試合で主審を務めたシモン・マルチニアク氏は、これまでバルセロナの試合を5試合担当。成績は1勝2分け2敗であり、今回が3敗目となった。
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