ヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、自身の引退する国がおそらく日本になるであろうとの見解を示している。
スペイン、日本、ひいては世界を代表するフットボール選手のイニエスタ。神戸と2023年まで結んでいる現在38歳の同選手は、その契約が切れるタイミングでスパイクを脱ぐことを予想している。
イニエスタはスペイン『アス』とのインタビューで、「あなたの映画の終わりのどこになるのでしょうか? 日本、それともスペイン?」と問われて、次のように返答した。
「確かなことは分からない。だけど、普通に言って日本になるだろうね。朝起きて、また新たな地平線を見る可能性もあるけれど、おそらくそれはスペインではないし、より競争のレベルが低い場所だと思う」
「故郷のクラブ、アルバセテでプレー? とても素晴らしいことだけど、現実はまた異なるんだ。今、自分から『バルサに戻りたい』と言うことだってできるけど、状況というものにちゃんと適応しなくてはならない」
「フットボールへの別れを受け入れるのは難しい。僕は3歳の頃から自分の町でプレーし始め、今なおボールを蹴っている。現在は未来を見据えたプロジェクトにも取り組んでいるけれど、でも“その時”は本当に辛いものになる。一粒の涙ではなく、百万の涙を流すことになるだろう」
イニエスタはまた、自身がチャビ・エルナンデス、セルヒオ・ブスケツとバルセロナで形成した中盤のトリオと、レアル・マドリーのルカ・モドリッチ、トニ・クロース、カゼミーロのトリオのどちらが優れていたかを問われて、こう返した。
「マドリーの3選手は最高のトリオの一つだった。多くのタイトルを獲得していたし、僕たちと同じで最高のトリオだったよ」
「自分がチャビ、ブスケツとともに楽しんでプレーした経験は、もう二度と取り戻せるものじゃなかった。マドリーのトリオとの比較は、人や場所でそれぞれ意見があるんじゃないかな」


