koga-sasaki(C)GOAL

故・工藤壮人さんへ…在籍した2クラブがルヴァン杯決勝で対戦、広島DF佐々木翔「楽しんでいるところをお見せできれば」

2025JリーグYBCルヴァンカップ 決勝に向け、前日会見が行われた。

11月1日、柏レイソルとサンフレッチェ広島によって争われる大一番。柏レイソルのDF古賀太陽にとっては国立競技場で3度目となるタイトルへの挑戦に。古賀は「個人的には2回苦い思いをしてますし、3度目の正直といいますか、ここまでチームとしてもタイトルが遠ざかってきた中で、やっとこうしてチャンスをつかむ時が来たと思っています。今シーズンやってきたことにしっかり自信を持ちながら、いつも通りの自分たちのサッカーを表現して、勝てるようにチーム一丸となって戦いたいなと思います」と意気込んだ。

一方、広島の佐々木にとっては2022年以来のルヴァンカップ優勝を狙う。36歳のベテランはタイトルを獲得する重要性に力を込めた。

「ここまでチーム全員の力で戦ってきて決勝という舞台に来られました。非常に誇らしいですし、ただ、ここでタイトル取れない、取る取れないっていうのは天と地の差があると思います。今後のチームの未来のために、広島のためにも必ずタイトルを持って帰ります」

また柏と広島を結ぶつながりとして、故・工藤壮人さんがプレーした2つのクラブでもある。ルヴァンカップ決勝では工藤さんの子供がエスコートキッズを務める予定で、改めて2選手は思いを馳せた。

柏アカデミー出身の古賀は「個人的には工藤選手とはアカデミーで先輩後輩の関係性でもありますし、僕がアカデミーに入ったタイミングで、工藤選手が在籍していたと思います。当時から優しく接してくれてた思い出もありますし、幼い頃から工藤選手が9番をつけて戦ってる姿を見てきた。彼の思いも引き継ぐという意味も含めて、やっぱりこのチームでタイトル取るべきだなとは思っています。一緒に工藤さんの思いをこうピッチで表現できるように、また明日に向けていい準備したいなと思います」と話した。

広島でともにプレーした佐々木は「彼の選手としての素晴らしさ、人間性の素晴らしさもいまだにしっかりと記憶しています。早くこの世を去ってしまって非常に残念ですし、寂しい気持ちあります。ただ今回、彼が長く在籍してアカデミーを過ごした柏レイソルとこのルヴァンカップで決勝と舞台で戦える、そして彼のご家族がその場に来てくださるっていうのは、本当に非常に素晴らしい瞬間、素敵な巡り合わせだと思います。僕らはサッカーでしか表現できないですし、僕らが全力で試合しているところ、楽しんでいるところを、彼やご家族にしっかりとお見せできればなと思います」と天に語りかけた。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0