明治安大生命J1リーグは19日に第5節が行われ、サンフレッチェ広島と柏レイソルが対戦した。
前節ガンバ大阪相手にリーグ戦今季初白星(2-1)を挙げた広島と、ここまで2分け2敗で未だ勝ちのない柏がエディオンスタジアム広島で激突。広島では満田誠やGK大迫敬介らが先発し、初勝利を目指す柏では細谷真大らがスタメン入りしている。
試合は序盤から激しい攻防が続き、広島は7分に東俊希がボックス内で決定機を迎えたが、GK守田達弥の好セーブに阻まれる。徐々にホームチームが主導権を握り始め、16分にも満田誠の突破から東俊希にビッグチャンス。敵陣に押し込み続け、チャンスを増やしていく。38分には満田誠がミドルシュートを狙ったが、ここもGK守田達弥に阻まれた。その後は球際での激しい攻防が続く中、スコアレスで前半を折り返す。
後半序盤も広島が相手陣内に押し込むが、柏の守備を前に決定機は作れず、やや停滞した時間が続く。69分のベン・カリファのシュートもGK正面に飛び、74分の満田誠のビッグチャンスもGK守田達弥に阻まれた。広島の決定機を柏がしのぎ続ける中、78分には両チームともに攻撃的なカードを切って勝負に出る。
すると81分、ついにスコアが動く。満田誠がボックス手前で粘って右へ展開すると、受けた塩谷司が切り込んで距離のあるところからシュート。これが相手DFに当ってコースが変わり、ネットを揺らした。34歳DFの今季2ゴール目で、広島が大きなリードを奪った。
試合はこのまま終了。広島が1-0でリーグ戦連勝を達成した。一方の柏はこれでリーグ戦2分け3敗、未だ勝利がない状況が続いている。
