バイエルン・ミュンヘンは、ついに公式戦デビューを飾った日本代表DF伊藤洋輝を称えた。
昨年夏の移籍市場でバイエルンに加入した伊藤。ブンデスリーガ屈指の名門クラブでの活躍に期待がかかっていたが、プレシーズンマッチで中足骨を骨折して長期離脱を強いられることに。さらに11月頭には再手術を受けるなど、難しい時間が続いていた。
それでも年明けからランニングメニューを再開。当初ヴァンサン・コンパニ監督は復帰が3月頭と示唆していたが、12日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出プレーオフのファーストレグ、セルティック戦(2-1)で78分から途中出場を果たし、ついに新天地デビューを飾っている。
バイエルンは公式HPで、待望のデビュー戦を戦った25歳DFに賛辞を送った。
「前所属クラブのシュトゥットガルトで最後の公式戦を戦ってから270日、2-0とリードしていた78分にコンパニ監督が伊藤洋輝を呼び寄せた。大きな期待を背負ってプレシーズンをスタートしたが、テストマッチで負傷して6カ月の離脱を余儀なくされていた」
「数週間前にようやくフルトレーニングに復帰できた日本代表DFについて、コンパニ監督は『プレシーズンが本当に良かっただけに、これだけ長い期間欠場していたのは本当に残念だったよ』としつつ、最近のトレーニングのパフォーマンスが素晴らしいものだったと称えていた。しかし、公式戦復帰についてはコンディションに疑念もあった」
「それでも、12分+アディショナルタイム7分の出場は、伊藤洋輝にとって大いに役立つはずだ。セルティック・パークの熱狂の中、ラファエル・ゲレイロに代わって左サイドバックに。チームが終盤に失点したことで彼の守備能力はすぐに試されたが、最終的に重要なアウェーでの勝利に貢献。忘れられない夜を祝う2つ目の意味を添えている」
なお、バイエルンの次戦は15日、敵地で2位レヴァークーゼンと激突する。昨季王者との天王山で伊藤洋輝の出場に注目が集まっている。
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