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青森山田が2大会ぶり4度目の高校サッカー選手権制覇! 近江に3発勝利で3842校の頂点に

第102回全国高校サッカー選手権大会では8日、決勝戦の青森山田(青森)vs近江(滋賀)が行われた。

準決勝で市立船橋(千葉)をPK戦の末に破った青森山田と、堀越(東京A)に3-1で勝利した近江による決勝。青森山田は2大会ぶり4度目、近江は初の優勝を目指した。

パスを繋ごうと試みる近江に対して青森山田は素早く前にボールをつけて積極的にゴールに迫っていく。青森山田の攻撃が続く33分、後方右サイドから蹴り込まれたパスをボックス中央の福島健太が胸トラップ。そのまま右足を振り抜いて先制点を奪取する。

そのまま1点差で試合を折り返したが後半早々に近江が歓喜に沸く。47分、浅井晴孔がドリブルで翻弄して送ったスルーパスに抜け出した金山耀太がボックス右から中央に折り返し。走り込んでいた山本諒が押し込んで追いついた。

それでも60分、最終ラインの裏へのパスに米谷壮史が強靭なフィジカルと快速を生かして抜け出す。ボックス内でGK山崎晃輝もかわして流し込み、勝ち越し弾とする。

青森山田は70分にもカウンターを発動。長い距離を運んだ川原良介からのパスを受けた杉本英誉がボックス右からシュートを放つと近江DFに当たって軌道が変わったボールがそのままゴールに吸い込まれた。

そしてそのまま、近江が再び追いつくことはなく試合終了。今年度の高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグも制していた青森山田が、全国3842校の頂点に立って高校年代のタイトル2冠を果たした。

■試合結果
青森山田 3-1 近江

■得点者
青森山田:福島健太(33分)、米谷壮史(60分)、オウンゴール(70分)
近江:山本諒(47分)

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