トッテナムで初の主要タイトルを手にした韓国代表FWソン・フンミンについて、現地記者が絶賛している。
2015年夏に加入し、10年間トッテナムでプレーしてきたソン・フンミン。公式戦454試合出場173ゴール101アシストを記録し、2021-22シーズンにはアジア人選手として初のプレミアリーグ得点王に輝くなど、目覚ましい活躍を続けてきた。しかし、加入からこれまで一度も主要タイトルを獲得できず。抜群の関係を築いてきたハリー・ケインは2023年夏にトロフィーを求めて移籍したが、それでもトッテナム残留を決断すると、主将に就任してチームを牽引していた。
そして迎えた21日のヨーロッパリーグ決勝戦、マンチェスター・ユナイテッドとの大一番はベンチスタートとなったが、1点リードで迎えた67分からピッチに立つと、懸命の守備でチームを鼓舞。1-0での勝利、クラブにとって17年ぶりとなるタイトル獲得に貢献している。
韓国出身のキャプテンとして、ヨーロッパ大会で初めてタイトルを獲得した選手になったソン・フンミン。そんな32歳FWについて、『The Athletic』のジェイ・ハリス記者も絶賛した。
「このチームは伝説として記憶されるだろう。ギャレス・ベイルやハリー・ケイン、ルカ・モドリッチも成し遂げられなかったことを、彼らは成し遂げたのだ」
「そして10年間牽引してきたソン・フンミンは、トッテナム近代史における最高の選手となるかもしれない。ケインはタイトル獲得のために去っていったが、ソンは懐疑的な人間が誤りだと証明するために残留したのだ」
また、ハリス記者はクラブについて「これは変革の時になるかもしれない。もはや“タイトルなし”の呪縛に縛られることはないのだ。今季はエモーショナルな1年になっている。確かに辛い瞬間は何度もあったが、最後の最後で特別なことを成し遂げたのだから」と綴っている。





