韓国代表FWソン・フンミンは、アジアカップ敗退に失望の色を隠せなかった。
決勝トーナメントではサウジアラビア、オーストラリアを劇的な展開で破り、準決勝まで駒を進めた韓国。2大会ぶりの決勝進出をかけてヨルダンと激突したが、前半の内にソン・フンミンがネットを揺らしたシーンもオフサイドで認められず、なかなかゴールを奪えない。すると後半2失点を喫し、そのまま0-2で敗れた。
FIFAランキングでは64位差のヨルダン相手に敗退した韓国(韓国は23位、ヨルダンは87位)。試合後のミックスゾーンに登場した主将ソン・フンミンは、失意のままに敗退を語っている。『スポーツソウル』が伝えた。
「なんて言えばいいのかわからない。僕らが足りなかったのは事実であり、ヨルダンは多くを準備してきていた。力不足を何度も感じた大会だった。チームはたくさんの犠牲と献身を見せたけど、望んだ結果は得られなかったね。ファン対しても、国民に対しても申し訳ないと思っている」
今回の敗退により、ユルゲン・クリンスマン監督の去就が大きく騒がれることに。2026年ワールドカップ予選に向けてその進退が問われているが、「指揮官とうまくやっていけるか?」との問に主将は「まず僕が選ばれないかもしれないし、将来はわからない。監督の立場では多くの批判を集めるのが当然だと思う。優勝を目指していたからね。それでも難しい状況でよく勝ち抜いたし、最後まで諦めなかった」とコメント。また、過剰な批判はやめてほしいとも訴えている。
「選手たちは本当にすべてを出し切った。ベストを尽くしたんだ。サッカーではミスも起こり得る。過剰に反応し過ぎないでほしい。チームメイトは間違っていないし、批判は僕が受けないと。期待に応えられなくて、本当に申し訳ない」

