イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンは、自身に対するブーイングについて語った。
今夏の移籍市場でリヴァプールを離れ、サウジアラビアのアル・イテファクへ加入したヘンダーソン。しかし、リヴァプール主将だった際にはLGBTQ+の権利をサポートする著名な人物として広く知られていたことから、同性愛が違法であるサウジアラビアへの移籍は大きな物議を醸した。さらに先月、『The Athletic』のインタビューで決断の理由を説明したが、さらなる批判を招いている。
そんな中、ヘンダーソンは10月のイングランド代表にも招集され、13日に行われたオーストラリア代表との親善試合(1-0)に先発出場した。サウジアラビア移籍後では初めてウェンブリー・スタジアムのピッチに立ち、キャプテンマークも巻いたが、一部サポータからは強烈なブーイングを浴びている。
試合後の会見でブーイングについて問われたヘンダーソンは、「誰もが自分の意見を持っている。僕はイングランドのためにプレーするのを愛しているし、何年もそうしてきた。だからまだここにいる。できる限り長くイングランド代表でプレーしたいし、チームのため、母国のためにすべてを捧げたい」とし、以下に続けた。
「自分たちのファンからブーイングが起きるのは良いことではない。でも、聞いてほしい。人にはそれぞれ意見がある。街であった人はいつもポジティブなことを言ってくれていた」
「僕が誰であるか、そしてこのチームと国のために何をしていくかは変わらない。毎回毎回、すべてを捧げるよ」
さらに「ブーイングはサウジアラビア移籍のせい?」と問われると、「そうだね。もし他の国でプレーしている時にブーイングしたいのであれば、それはそれで構わない。さっきも言ったように、僕がサウジでプレーすることに関して意見は様々だ」とし、改めて自分の意志を強調した。
「理由については以前にも話したが、信じるかどうかはその人たち次第だ。だが、イングランド代表としてやることは何も変わらない。僕は全力を尽くす。もちろん残念だけど、やることは一緒だ」
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