SOCCER EURO QUALIF BELGIUM VS AUSTRIAAFP

アザール、32歳で現役引退した理由は…「サッカーに付随するすべてが嫌になったから」

元ベルギー代表FWエデン・アザール氏が、2023年に現役を引退した理由を明かした。

リールでトップチームデビューを果たして頭角を現すと、2012年にチェルシーへと加入したアザール氏。同クラブでは公式戦352試合出場110ゴール88アシストを記録し、2度のプレミアリーグ制覇と2度のヨーロッパリーグ優勝に大きく貢献した。その活躍が世界中で注目されると、2019年には憧れと公言していたレアル・マドリーに加入。しかし、度重なる負傷の影響もあって苦しい状況が続き、2023年に現役引退を決断している。

そんなアザール氏がインフルエンサーのザック・ナニ氏のインタビューに登場し、2023年の現役引退について言及。レアル・マドリー加入後は4シーズンで500日以上負傷離脱を強いられるなど難しい時期を過ごした中、32歳で決断した理由を明かした。

「もうフットボールについて回るすべてが気に入らなかったからだ。ピッチで90分間プレーするのは好きだったけど、それ以外のすべてが嫌になった。遠征、終わりのない練習、メディアもね」

「現代フットボールでは、監督は選手よりも一生懸命に働き、いつもアシスタントコーチと一緒にパソコンの前に座っている。僕はそれが好きじゃない。僕は今34歳だ。一部の人間が言うような42歳じゃないんだよ。50歳で監督になりたいとしても、時間はある。今は色々なことを見ていられるし、子どもたちと過ごすこともできる。のんびりとね」

またアザール氏は、選手と監督の関係についても持論を展開している。

「僕は監督と話し合わなければいけないタイプの選手じゃなかった。お互いに尊敬し合える関係だったと思う。『監督と話さなければプレーできない』という考えは好きじゃない。そうやって言ってくる人もいたけど、それが嫌だったんだ。監督と話すからプレーするんじゃなくて、自分がうまいからプレーするものなんだ。実際、(リール時代の恩師)リュディ・ガルシアとはそうだったよ。彼とは今も良い関係を築いているね」

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0