19日のラ・リーガ第5節、レアル・マドリーは敵地メスタージャでのバレンシア戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、レアル・マドリーと同じく勝ち点10を獲得しているなど、ホセ・ボルダラス監督就任後に復活した感のあるバレンシアへの警戒感を表した。
「ボルダラスのチームは過剰なほど激しいプレーを見せるって? 私が気にかけているのは、バレンシアが高いインテンシティーとともに良質なプレーを見せているということだけ。それ以外のことは心配していないよ。私たちはとても素晴らしいパフォーマンスを実現しているライバルと対戦するんだ」
「過密日程について? チームのフィジカルは回復しているよ。ただバレンシアは良い調子にあるし、厳しい試合を強いられるだろうね」
アンチェロッティ監督はその一方で、今季に入って決定力の改善が見られるなど、絶好調のFWヴィニシウス・ジュニオールについても言及している。
「そのキャラクター、カリスマ性、クオリティーからチームを背負うことこができる。レバンテ戦のようにチームを引っ張ってしまえるんだよ。しかし彼はまだとても若いし、本当にチームを背負うのはもっとベテランとなって、意思の強さと経験を手にしてからの方がいいだろう」
また、ここ3試合の内2試合でベンチスタートになるなど、MFエデン・アザールがコンスタントに出場できない理由を問われたイタリア人指揮官は、次のように返答した。
「インテル戦、アザールはひざに小さな問題を抱えていたために出場しなかった。彼のコンディションは良くなっているが、それでも私たちは気を配らなくてはいけない。過去の負傷によって、2試合連続で出場させるのは少し難しいんだ。現在の彼は私たち全員が望んでいるレベルにはない。が、最高のコンディションに戻れってくれると信じているよ」




