ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドは、将来的なレアル・マドリー移籍を希望しているのかもしれない。
2022年夏にマンチェスター・シティへ加入したハーランド。昨季は歴史的なトレブルの立役者になるなど、ここまで公式戦85試合で81ゴール15アシストと驚異的な活躍を続けており、今季もプレミアリーグ4連覇を目指すチームにおいて欠かせない存在となっている。
そんな23歳のストライカーだが、先日「マドリー? 未来には何が起こるかわからないよ」と発言していたことが話題に。そしてスペイン『as』は、「彼の夢は白いユニフォームを着ること」とし、ハーランドの去就について分析している。
同メディアによると、ハーランドとマンチェスター・Cの現行契約には、2024年夏からプレミアリーグ以外のクラブに有効となる契約解除条項が存在するという。具体的な金額は伝えられていないが「手頃な金額」で獲得が可能であり、さらに年数を追うごとに金額は下がっていくようだ。そしてラファエラ・ピメンタ代理人は、マンチェスター・Cが望む契約延長に応じたとしても、この条項を外すつもりはないと伝えられている。
一方でレアル・マドリー側にとっては、今夏の加入が濃厚とされるキリアン・エンバペとハーランドの年俸をどう組み合わせるかが問題になるとも。エンバペに対しては現チームの給与水準を壊すような金額はオファーしておらず、パリ・サンジェルマン(PSG)時代の半額以下となる年間総額3000万ユーロ(約48億円)を支払う模様。また、サンティアゴ・ベルナベウの改修によって来季は1億5000万ユーロ(約241億円)の追加収入を見込んでいるようだ。
しかし、年間総額3000万ユーロはハーランドがマンチェスター・Cから受け取る額の半分にも満たず。また、現在選手側が肖像権の100%を持っていることも問題になるという。この肖像権はエンバペとの最終調整の主な議題に。レアル・マドリーは、かつて所属したクリスティアーノ・ロナウドらスター選手とも必ず肖像権を折半してきており、交渉の鍵を握ると伝えられている。
その上で『as』は、ハーランド側は2025年からレアル・マドリーでプレーすることを希望していると指摘。しかしエンバペが移籍することになれば彼らにとって「打撃」となり、今後数カ月で将来を再考することになるようだ。それでも、両者ともに加入を望んでいるため、「最終的にレアル・マドリーに移籍する可能性は十分にある」と締めくくっている。今後の動向に注目だ。
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